「リゾートしらかみ」能代花火当日も予約なしで乗れた五能線の旅

リゾートしらかみ「橅」

能代花火大会の空き時間をどう過ごすか考え、一度乗ってみたかった五能線の「リゾートしらかみ」に乗る事を思いついた。予約なしで乗れたので五能線の見どころとリゾートしらかみとはこんな列車、的な内容です。

 

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ちょっとリッチな気分になれた

いつもは車移動なので平均20km/Lの愛車は、走っても燃料代は¥3,000円を超える事は滅多に無いが、電車移動となると夫婦二人分の料金になるので、それなりの出費を覚悟しなければならない。

しかし、せっかく能代まで来たので、能代花火大会までの空き時間を利用して、五能線のリゾート列車で優雅に過ごしてみる事にした。

能代駅で切符が買えるようだが、在来線の券売機しか見当たらない。駅の窓口に入ると新幹線の券売機があったので、駅員さんに聞くとこの新幹線の切符が買える券売機で「リゾートしらかみ」の切符が買えるとの事。

リゾートしらかみは全席指定席なので座席を指定する。予約したのは12時17分発の「青池」編成車両だ。

1号車から4号車までの内3号車はここ能代駅では買えないようだ。乗ってから分かったがボックス席だった。

1号車が青森側で4号車が秋田側なので海側の座席は1号車の左側だが、1号車は東京を向いている、と思いこんでいた僕は全くの逆を買ってしまった。

 

五能線を走る「リゾートしらかみ」は3つの編成があり、最新の車両が「橅(ぶな)」で、ほかに今回乗った「青池」と、途中ですれ違った「くまげら」がある。

戻りの車輌で「橅」に乗ろうとしたが、人気車両らしく切符は完売だった。仕方が無いから在来線の車両で戻ってくるように往復切符を購入した。行き先は何となく鯵ヶ沢にした。

「わさお」に会えるかな?

 

電車が到着した。

青池

これが「青池」の面構えだ。展望デッキもある。

この車輌も「橅」と同じディーゼルエンジンとモーターのハイブリット車輌です。乗っているとディーゼルエンジンがたまに唸るのでディーゼルエンジンに切り替わったことがすぐに分かります。

青池

シートはいかにも特急っぽく大きめのシートで、足元も新幹線より広いと思います。通路のどちらも2列シートでゆったりです。

 

お昼を回ったので車内販売で駅弁を購入しました。

あわび五能線弁当

アワビがメインの「あわび五能線弁当」とストレートなネーミングで¥1,300円。奮発しました。

あわび五能線弁当

前列のシートが反転されていたので、大きなシートバックテーブルが使えず、肘掛けに収納されている小さなテーブルを取り出します。この仕組みよく出来ている。

しかも車窓には絶景が流れて、電車に揺られて昼まっから飲むビ○ルが「ザ・列車の旅」って感じを盛り上げてくれる。

最高!格別!贅沢!

電車ならではの醍醐味でございます。うんまがった~。

 

1号舎先頭の展望デッキです。

青池

こんな感じで大きな窓から外を眺めます。

 

途中、三陸鉄道の様に、絶景ポイントでは列車が徐行運転します。

青池より

 

紺色の絵具を垂らしたような青池にアクセスできるのは「十二湖駅」です。降りる人乗る人が多いのもこの十二湖駅でした。

青池はこんなところです。

新緑の頃が見頃の「青池」で試すPLフィルターの効果とDX魚眼レンズ
写真初心者が教える、写真超初心者講座 先日行った、田沢湖の水がきれいなコバルトブルーだったので、雪解け水がきれいな色を出しているとすれば、きっと青池もきっときれいな青色だろう。 の、検証ドライブ。 去年の秋に、見たこともない写真を撮りたいと...

 

千畳敷駅では15分程度停車しました。その間千畳敷まで降りてミニ散策が出来ます。

ここのお店で焼きイカを頂きました。イカをペッちゃんこにプレスして焼くので、ぴゅーぴゅーとイカが鳴くように聞こえます。

千畳敷にて焼きイカ

これまたビ○ルが合う。ていうか、合うってもんじゃないね。セット販売だよね。

時間があるので車内をウロウロして気になっていたボックス席を見に来ました。「人いる?」

扉は無いので個室的にはなりません。こんな感じで通路からオープンです。

青池

 

車窓を眺めている間に目的地の鯵ヶ沢に着きました。

以前、鯵ヶ沢に立ち寄った時に、「ひらめのズケ丼」をシケの為不漁で食べ損ねていたのでリベンジでもしようかと思い「海の駅」に向かいました。

 

しかし、そこで勘違いです。

在来線を待っていては花火に間に合わない事に、ここで気づきました。急いで駅に戻り、駅に停まっていた深浦方面行きの車輌に乗り込みました。

またしても「ひらめのズケ丼」はお預けです。

 

のどが渇いたので「橅」限定のビ○ルを、先程「海の駅」で買ったイカをアテに頂きます。帰りの事を考えるとこれが最後のビ○ルと思い、1本を二人で半分こで飲み干しました。

地ビーにしては燻製感が無く、飲みやすく癖のないすっきりライトなお味です。

橅

 

「橅」限定?

そうです。この車輌はリゾートしらかみの「橅」でした。

先ほど、鯵ヶ沢駅で急いでいる事を駅員さんに伝えると、車輌で指定席券を買えば乗れる事を聞いたので、持っていた帰りの切符を見せて、乗り込んだのです。

なんと、かなり強引ではありますが、人気車輌の「橅」にも乗ることが出来ました。もちろん、車掌さんからオレンジ色の指定席券を発券してもらいました。

JRのみなさん、ご厚意ありがとうございました。おかげさまで思い出に残る電車の旅になりました。

鯵ヶ沢に停まったので恒例?の車輌散策をしてみます。

ボックス席です。

橅

カウンター車輌もカッコいいですよ。

(写真忘れた)

 

まだまた明るい時刻ですが、夕日の時刻は綺麗だろうなと思わせる様な日本海の景色が車窓を流れます。

 

深浦駅につきました。列車すれ違いの為しばし停車です。

やってきたのは「くまげら」です。

ちなみにこの車輌の戻りは能代駅19時43分着で、その時刻に合わせて能代の花火会場では三尺玉が打ちあがり、この「くまげら」は鉄橋の上から見る事が出来ます。

くまげら

なんと、何時もの行き当たりばったりで、3つの車輌ともお目にかかることが出来ました。行動あるのみです。結果は後から付いてきます。

 

能代到着17時53分と花火大会には、ちょうどいい時刻で到着することが出来ました。

橅

リゾートしらかみ「橅」に別れを告げて花火会場を目指します。シャトルバスは駅前からも出るので、そのまま乗り込みます。

完璧!

 

花火大会の様子は動画付きでこちらの記事で書いています。

「能代花火」シャトルバス、駐車場、渋滞、など当日の様子をまとめてみた
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このリゾート列車と組み合わせるプランは、この能代の花火大会の時にいいかもしれないと思いました。飲めるし。

悔いが残ったのは車内放送で言っていたが、僕たちが降りた鯵ヶ沢駅から津軽三味線の生演奏が行われたらしいので、せめてもう一駅乗れば良かったと思った。

迫力ある津軽三味線を、景色が流れる列車の中で聞きたかったなぁ。

五所川原まで足を伸ばせば、立佞武多の館は歩いても数分で行けるので、見た事が無い方にはおすすめです。

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能代の花火は指定席なので場所取りの必要がないから、こうやって時間を使う事ができる点がいいですね。

 

以上、列車の旅もいいなと思った奥野路頼(@MitchiOkuno)でした。

どんとはれ

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