D500と大三元70-200mm f/2.8とテレコン2.0で超望遠化計画

岩手山と白鳥
岩手山と白鳥
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だいぶ雪も少なくなり、狙っていた冬景色も撮れて(上手い下手は別として)、このところ何かがロストしている奥野です。そんな状態ですが、3月は北帰行が始まる白鳥でも狙ってみようと望遠システムを考えてみました。望遠撮影はやはりAPS-C機の出番ですね。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

ニコン大三元レンズの長男坊として君臨するこのレンズ。

定評のある解像度は説明するまでもありません。

僕の持っているレンズは旧タイプのGレンズです。

現在は絞りが電子羽にかわりEタイプとなって去年の暮れに発売されました。

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR フルサイズ対応

持っているGタイプを下取りに出してEタイプに変えようかとも考えていましたが、いかんせん年頭の下取り計画に失敗し、「家庭内自己破産」を我が家の財務大臣に申告し、家畜となった僕にはそんな資金力などありません。

持てる機材で超望遠化計画を立てました。

幸い、Nikon テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-20E III を物欲に任せて、自己破産前に買っておいたので、力強い見方となってくれそうです。

ちなみにこのテレコンは電子羽に対応しているので、Eタイプレンズとの相性が良いのです。

そこへ、レンズマウントの陥没と言う大けがから、復活間もない病み上がりのニコンAPS-Cフラッグシップの「D500」と組み合わせる事で、現段階での望遠化計画は完了します。

APS-Cの画角1.5倍と2倍テレコンで70-200mm f2.8レンズは、フルサイズ換算にするとなんと、

AF-S 210-600mm f/5.6G ED VRⅡに変身するのです。

あの100万以上する200-400mm f/4を超える焦点距離で、f値も1段しか違いません。

いや、焦点距離を考慮すると同等ですね。

画角の比較

望遠側の画角を比較してみましょう。

  • フルサイズカメラで200mmの場合
  • APS-Cカメラで200mmの場合
  • APS-Cカメラで200mm×2.0テレコン=400mmの場合

と、3枚の写真を載せてみました。

先ずはフルサイズカメラで200mmの場合です。

こんな感じ

高松の池NIKON D750 (200mm, f/5.6, 1/500 sec, ISO160)

手入れが入念な白鳥に撮影協力をお願いしました。

風景でも使いやすい画角なので、一本持っておくと重宝なレンズです。

晴れた日中であれば、シャッタースピードが稼げて、良く効くVRのおかげもあり、さほど手振れを気にしなくてすみ、動き物もフレームアウトしにくい焦点距離です。

次に、APS-Cカメラ「D500」に付けた場合です。

高松の池NIKON D500 (210mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)

当然、画角は1.5倍となりフルサイズ換算にすると300mmの望遠レンズと同等になります。

ちなみに、最近イメージセンサーのゴミを気にしているので、レンズ交換を少なくしようと、この写真は既にテレコンをつけてあり、おおよそ100mmぐらいの焦点距離で撮影した写真です。

Exifデータでは210mmになってしまっていますが、ご勘弁願います。

それでも見て分かる通り、同じレンズですがAPS-C機に付けただけで望遠レンズらしい効果が出てきます。

さらに2倍テレコンバーターを付けた正真正銘の200mm(400mm)の写真です。

高松の池NIKON D500 (400mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO100)

フルサイズ換算をすると600mmなので、別のレンズに変身しちゃいました。

引き寄せ効果も絶大です。

それにしても、入念に手入れをする白鳥だ。

難点は、これぐらいの望遠になると、動き物の撮影では撮りたいものがフレームアウトしやすく、ファインダー内も目まぐるしく変化するので、疲れます。

「練習あるのみ」ですかね。

できれば、三脚や一脚を使用したほうが無難かもしれません。

また、今回は曇り空という事もあり出ていませんが、日光の強い場合などは収差が若干出ている様です。

質の悪いレンズの様に、盛大かつ確実に出る訳ではなく、気にならないレベルで出ている場合があるという程度にです。

ま、収差があったとしてもLigtroomのレンズ補正一発で無くなっちゃうので、僕は気にしませんが。

AFの精度も若干落ちる様です。

AF-Cモードで追いかけると、補足したはずのピントは自信なさげにガチャガチャと迷い始める時がありました。

そして、冒頭の岩手山バックの白鳥の写真も同様のシステムで撮りました。

でも、正直に言うとちょっと加工しています。

立ち位置が悪く、木や電柱が写ったので、Photoshopで消してあります。

ですので、山肌などは実際とは異なる部分があります。

Photoshopでの消し方はこちらでの記事で書いてありますので良かったら後で読んでみてください。

【PhotoshopCC2017】基本操作 写真の開き方と保存方法と簡単な編集
なかなかとっつきにくいPhotoshopですが、やはり写真が見たまま感じたままに近くなるので、使えて損のない写真現像ソフトです。先日Phot...

ちなみに2.0のテレコンを付けると、もちろん焦点距離は2倍になりますが、開放f値も2段階落ちします。

つまり今回の場合は解放f値が2.8のレンズなのでテレコンを付けた事により、f5.6が解放f値になります。

他、1.4テレコンは1段、1.7テレコンは1.5段暗くなります

AFも制限がでてきます。

遅くなることはありませんが、組み合わせるレンズにより使えるモードがAF-Sモードのみとか、フォーカスポイントが中央1点のみに限定されたりします

VRは制限されることはありません。

そして、DXフォーマットのレンズにはレンズの内径が違うので物理的に付きませんし、FXフォーマットのレンズでもレンズが干渉したりする物もあり、全てに取り付ける事が出来るわけではありません。

お間違えの無いように、対応表でよく調べてから購入する様にしてください。

他のレンズで本格的望遠化を考えてみる

折角、Eタイプレンズ対応のテレコンがあるのだから、先ずはEタイプのレンズで考えます。

真っ先に候補に上がるのは、コスパ最高のこれですよね。

ただし、このレンズはf8までしか対応していないので、2倍テレコンを付けると対応f値がオーバーする為付ける事が出来ません

ていうか、ファインダーを覗いた瞬間、暗くて驚きそうです。

となると、80-400mmf4.5-5.6が候補に上がりますが、やはりf値がネックで不可。

残るは100万円超の200-400mm f4になりますが、現実的じゃないから、却下。

単焦点はどうだろう。

ざっとニコンのホームページを流してみると、まともな金額のレンズは300mm f4ぐらいだ。

注意するのは2.0テレコンをこのレンズにつけると、AFポイントがf8に対応したポイントだけになり、なおかつAF-SでしかAFが効かなくなる事です。

ですので、動き物にはマニュアルでピントを合わせるか、AFボタンを何度も押しなおすなど使い方を工夫する必要がある様です。

ちなみにわが愛機のD500f8対応AFポイントは中央に集中してはいるものの、中心から十字方向に15点(AF選択9点)もあり、ほどんどの構図に合わせたAFポイントを選択できるので困ることはありません。

あとは、イカれた金額のレンズばかりでお話にならないし、1.4倍テレコンを用意することで選択肢は若干広がるようではある。

しかしそれでもおいそれとは手が出る金額ではない。

テレコンの注意点

最後にテレコンを購入する場合の注意点をニコンホームページから抜粋しておきます。

テレコンバーターをレンズに装着したときの合成開放F 値がf/5.6 ~ f/8の場合、オートフォーカスがf/8対応のカメラに装着した場合のみ、AF撮影が可能になります。ただし、オートフォーカスとフォーカスエイドが可能なフォーカスポイントは中央付近、もしくは中央1点に限定されます。また、コントラストの低い被写体や輝度値の低い被写体の撮影時にピントが合わないことがあります。

レンズとテレコン、更にカメラとの組み合わせにより出る症状は様々です。

大三元レンズの70-200mmf2.8と2.0テレコンの組み合わせの様に、全く制限なく機能するものもありますが、多くのレンズは大なり小なり制限があるのでレンズ選びまたは、テレコンの選択には計画をたてて手に入れた方が賢明でしょう。

最近のGタイプ(機械絞り)、Eタイプ(電子絞り)レンズの場合、解放F値がf5.6以上明るければほとんどのFXフォーマットレンズに取付可能な「1.4テレコン」が良い様です。

Nikon テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-14E III TC14E3

逆に、1.7や2.0テレコンが付くDタイプのレンズには「1.4テレコン」は付きませんのでご注意願います。

という事で、大三元レンズを中心にしたレンズ構成は、使いまわしができて、結局間違いのないレンズ選びだった事が証明され、ひと安心しました。

撮影スタイルが確立していない僕みたいな凝り性の駆け出し者は、やはり最初から大三元レンズを揃えた方が、無駄な出費もなく、おすすめです。



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