前回の記事の続きです。「元滝伏流水」に未練はあるが、ここまで来たのでそのまま南下して酒田市の玉簾の滝に向かいました。それは「The滝」とでも言うか、滝の基本形を見たと思うような見事なフォールでした。
写真でこのスケール感を伝えるのは難しい
先ずは場所です。
にかほ市の「元滝伏流水」の鳥海山を挟んだ真裏にある落差60m以上のまっすぐ落ちる滝です。
元滝伏流水からおよそ1時間ほどで移動できます。Google先生のナビ通りで駐車場までしっかり案内してもらいました。
乗用車だと30台停まれるぐらいの広い舗装された駐車場には、おでんやうどん蕎麦など軽食?を提供しているお店があります。
ここから砂利道を歩いて滝に向かいます。10分もかからないで手水場に着きますが、滝の姿はそこに行く前から、杉の大木の間に見えています。どでかいです。
この拝殿のすぐ後ろに滝つぼがあります。
NIKON D500 (17mm, f/7.1, 1/13 sec, ISO200)
参拝を済ませ、滝に向かいますが、近づくにつれて滝のしぶきと滝から吹いてくる風が強くなってきます。
ものすごいパワーを感じます。
マンフロットの三脚を立てて、一枚納めました。機材はニコンD500に10-24mmとND8フィルターです。
バカの一つ覚えでシルキーにしてみました。
NIKON D500 (24mm, f/14, 1.6 sec, ISO50)
なんか違う。
もっと躍動感が欲しいので、少しシャッタースピードを上げてみました。
NIKON D500 (24mm, f/6.3, 1/25 sec, ISO200)
部分的に切り取ってみました。この写真はガッツリトリミングです。
しぶきがすごいので遠くから望遠でこんな風に切り取ったり、遠くから全景を撮った方がしぶきがかからないで良いかもしれないとも思いました。
しぶきがすごいからしぶき対策はしっかりする必要があります。D500と今回使った17-55mmのレンズは防滴なのでカメラを濡らす事はある程度抵抗がないのですが、今回の写真でも分かる様に水滴が付いてにじんでしまいます。
構図を決めたりピントを合わせたりするので、その間はレンズの前に何か透明なものでしぶきを遮る必要があります。
しぶき対策「玉簾スペシャル」とは
当日行ったしぶき対策は、構図、ピントを合わせたら、レンズの前に立ちしぶきを自分の背中で遮ってレンズ(フィルター)のしぶきを丁寧に拭ってから、レンズキャップをしめてリリース待ちをします。
シャッターを切る間際にレンズキャップを外しシャッターを切ります。
レンズにふたをします。
レンズの前に立ちます。
の、繰り返しでやってみました。
意外としぶきを遮ることが出来ました。ただ背中はびしょびしょになります。風が滝から一方通行で吹き付けるので、レンズを吹いている最中に新たにしぶきがかかることは無く、意外としっかりとふき取ることが出来ました。
でも、レンズキャップを開けた瞬間にしぶきは付くので効果は疑問ですが。
親水性のガラスなどを盾にすればいいのかなぁ?たて?縦?!
角型フィルターに親水性のワックスを塗る!これいけるかも!
ガラスにワックスって塗れるの?
以上、特許取得に野心を燃やす奥野路頼(@MitchiOkuno)でした。
どんとはれ