超広角レンズで切り取る「恐山とはこんな所」 大祭典前に行ってみた

むつ市 恐山

昨日(7/20)から24日まで、恐山では大祭典が模様されるようだ。その前に恐山とはどんな所なのかこの目で確かめたくて行ってみた。感想は「行ってよかった恐山」だった。その時D500につけたレンズは最近ハマっているDX Nikkor10-24mmf3.5-5.6の1本だけ。

 

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イタコさんのいる恐山とはこんなところ

恐山とはお年寄りのいく観光地と勝手にイメージして、断片的な写真の記憶などで判断し「行ってもつまらない所」と、思っていたが、本当にそうなのか確かめに行ってきた。

場所はここ

開山期間:5月1日〜10月末日

開門時間: 6:00〜18:00
今回は高速道路2日間乗り放題プランに申し込んだので、高速道路をたっぷり使ってのドライブです。

 

道中記

僕たちのドライブは、天気予報やGPVを屈指して行き先を当日に決めています。だからいつも行き当たりばったりなのですが、この三連休も天気が悪い所が多かったが、出来るだけ晴れ間の多い所を探しました。

それで、この日は下北半島が天気が良さそうなので先ずは北に向かいました。恒例の車内会議は高速道路の移動での快適な会議となり、高速道路を移動できるとなれば行ける範囲も広がり会議も盛り上がります。

大間に行ってマグロを食べる事も可能ですが、若干時期外れのようなので、むつのホタテを目当てで決定です。

むつに行くとなれば恐山は外されないので恐山をメインのドライブ先に決めて走ります。東北自動車道から八戸自動車道へ替わりそのまま百石道路を利用してここは¥210円の料金が別途発生します。¥210円とETCカードを抜いて係りの人に渡します。

ここでナビは2つのルートを示します。一つは六ケ所村経由でもう一つは野辺地経由です。どちらを通っても到着時刻は同じでと表示されます。

ここで選択したのは、距離が10km遠い野辺地ルートです。なぜかというと、野辺地まで行くと上北自動車道(無料)があり快適移動が出来る事と、海岸線をずっと走る事で良い写真スポットが見つかるんじゃないかという淡い期待からこのルートを選択しました。

上北ICで一般道に降りるとすぐに「道の駅おがわら湖」があります。ルートを少しだけ外れますが休憩には良いタイミングです。

この辺のトマトは絶品なので食べた事のない人は試しに食べてみてください。特に七戸産のトマトは絶品中の絶品です。これは「道の駅とわだ」で体験した情報です。

これまで小雨や曇りでしたが、野辺地までくるとすっかり晴れていて青空が見えています。予想が的中しました。こんな時は小さくガッツポーズです。

途中「横浜」というなんとも響きのカッコいい地名があります。地名だけでちょっと懐かしい思い出が過ります。道の駅もあるので帰りの休憩にはいいタイミングになりました。

この道の駅でのお気に入りは「生はちみつ」です。生です。何度も言います。超貴重な生はちみつです。

機会があったら生はちみつについて書いてみようと思います。

 

そこを過ぎると線路と並行して走ります。

そしてイメージしていた風景を見つけました。

DS5_2653NIKON D500 (17mm, f/2.8, 1/8000 sec, ISO1600)

(トリミングあり)

タイミング早すぎ!ていうかISO1600ッて!前回の設定がぁ~(泣)

Rawで撮っていたから修正が効いたものの、JPEGだったら白飛びまくりで「日差し強!」の写真になっていた。危ない危ない。

まだ、ロケーション探しが始まったばかりだったから、慌ててシャッターを切った…。電車の位置にも納得していないが、イメージしていたのはこんな感じだったので、とりあえず良しとしよう。でも、まさかのタイミングに驚いた。次の電車まで1時間ぐらいあったので次を待たずに今回は場所だけ抑えておこう。

今度来た時はこんな感じに電車が入っている事だろう(希望)。

DS5_2678NIKON D500 (10mm, f/10, 1/800 sec, ISO100)

雲は期待できないと思うが。

 

10-24mmレンズレビュー

このレンズについて一言書いておこう。このニコン10-24mmはDXフォーマットのレンズです。DXフォーマット?

 

超広角レンズというのは焦点距離で分かる。これの気に入っている所は青空が白くならない所で、つまりは上の写真(Ligtroomによる色味の修正なし)のように、これぐらい青くしたいときはC-PLフィルターを使うのだがその手間が省ける事。これにC-PLフィルターをつけたら空にムラが出来てしまうので気を付けた方が良い。

以前の僕は「空を青く=C-PLフィルター」という図式しかなかったので、とんでもない写真を量産していた(過去記事にそのような写真を載せた記事あり)。しかもそんな事もお構いなしだ。

 

恐山入山

いい写真スポットをみつけたので満足して恐山に向かいます。

「むつ」はホタテが有名なのでホタテ料理を頂いたが、良さそうなところを見つけることが出来ないまま、感が振るわずじまいになってしまった。美味しいホタテは市街地に流れてしまうのだろうか…。誰か教えて。

 

車を進めていよいよ恐山に入山です。道は細くなり上り坂を数キロ走り、道路が平坦になってしばらくすると三途の川に着きました。

DS5_2681NIKON D500 (10mm, f/8, 1/1250 sec, ISO100)

思わず「ごめんなさ~い」と、とりあえず謝ってしまいたくなった。

 

ここから200mぐらい先に駐車場があります。大型の観光バスが数台停まっています。乗用車も30台ぐらい停まっていて、僕の予想を超えた人気です。

駐車場脇には蕎麦や軽食ソフトクリームなどの売店やトイレがありました。すっかり観光地です。その向かいには六大地蔵が鎮座しています。

DS5_2686NIKON D500 (10mm, f/9, 1/1000 sec, ISO100)

 

入場料の¥500円を払って中に入ります。

最初の総門を抜けるとその奥に立派な山門がありました。

DS5_2703NIKON D500 (10mm, f/8, 1/800 sec, ISO100)

更に奥にも見えています。

 

DS5_2707NIKON D500 (10mm, f/8, 1/1250 sec, ISO100)

恐山にこんな立派な山門や本殿があったとは知らなかった。四十八燈の奥にある、この本殿には本尊地蔵菩薩さまが祀られていて、お釈迦さま以降、次の如来さまがこの世に現れるまで、生きとし生きるすべてのものを救おうと、地獄と天上世界まで今も慈悲の旅を続けているとされている菩薩さまのようです。こんな僕でも、なんとなくですがありがたい事は伝わってきました。

この辺の周りもぐるっと建物で囲まれています。そしてここの奥から見た事がある景色が始まります。

それも想像を超えた広さと、地球上ともこの世とも思えないような異様な雰囲気です。ですが、気持ちが悪いわけではないのが不思議です。むしろ居心地がとても良かった。

ここから数枚写真だけアップします。(f8のオンパレードになってしまっていた…。)

DS5_2717NIKON D500 (55mm, f/2.8, 1/8000 sec, ISO100)

 

DS5_2721NIKON D500 (28mm, f/3.2, 1/8000 sec, ISO100)

 

DS5_2712NIKON D500 (17mm, f/8, 1/1000 sec, ISO100)

 

DS5_2724NIKON D500 (17mm, f/3.2, 1/8000 sec, ISO100)

 

DS5_2736NIKON D500 (10mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)

 

DS5_2754NIKON D500 (10mm, f/8, 1/1600 sec, ISO100)

 

DS5_2745NIKON D500 (10mm, f/8, 1/1600 sec, ISO100)

 

DS5_2761NIKON D500 (24mm, f/8, 1/800 sec, ISO100)

時々、自分が死後の世界を彷徨っている様にも感じながら、一時間ぐらいかけて歩いたでしょうか。もう少しゆっくり回ってみたかったのですが、予定もあるので今度ゆっくり回ってみようと思いました。

季節や天気が違うと、また違った表情を見せてくれそうです。

 

昨日から例大祭が始まったようです。今回はその前という事で比較的静かだったようで、イタコさん一人だけが小さな四角いテントで「口寄せ」をしていた程度でした。並んでもいませんでした。もし口寄せが希望の時は例大祭とか秋参りを避けた方が良いでしょう。

めっちゃ混むようです(遅いか)。

そして、ここまで来たらさらに進んで「薬研(やげん)温泉」とか、その渓流にも興味があるので向かいました。

しっかりした作りの広めの足湯で疲れを取って渓流で数枚の写真を納めて帰路に立ちました。

薬研温泉 足湯

薬研温泉 足湯

 

以上、煩悩(物欲)を払いきれなかった奥野路頼(@MitchiOkuno)でした。

どんとはれ

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