宮古、魚菜市場と牡蠣小屋で満腹ドライブ
先ずは腹ごしらえで、お決まりの魚菜市場で丼を頂く。
柔らかいイクラがこれでもかというぐらいかかっている。
これほどぶっかけてくれるお店を私は知らない。
おそらく、体積はイクラの方が多いだろう。
イクラはしょうゆ漬けなので、醤油はつけずにわさびを軽くほどいていただきました。
私みたいな年寄りには、ご飯が少ないほうが贅沢できるので大歓迎だ。
カミさんは何時もの海鮮丼
「The新鮮な海の幸」って感じ。
うに~~~♡!
いつ見てもいい景色だ。クオリティー高いよね。
おなかが満たされたので、いざ青の洞窟へ!
一番近い乗船時間を検索サクサク。
!
「本日、波が高いので終日欠航」
やってしまった。
・・・と、いう事は以前乗った浄土ヶ浜ウミネコクルーズで、波が穏やか過ぎて「潮吹穴」から潮を吹いていなかったが、逆にチャンスかと。
崎山の潮吹き穴へ予定変更。
地図
多少心細くなるような道路を進むと、道の突き当りが駐車場です。
乗用車が数台停めれるぐらいの小さな駐車場脇にトイレもあります。
そこから200mぐらい歩いて、急な階段を降りるとすぐそばで見る事が出来ます。
風向きによっては、吹いたしぶきがかかるので、カメラは潮水に濡れない様にしたほうが良いです。
潮のタイミングがいいと、30mぐらい高く上がるそうです。
この時は大きな空砲が多く、潮はあまり高くなりませんでした。
別の場所からも見る事が出来ます。
こちらは東屋からです。
先ほど写真を撮った場所が見えています。
あとは、タイミングを待つのみ。
そこそこシケているんだけど、大きな空砲ばかりが続いたのであきらめました。
三陸海風「牡蠣小屋」にて
・・・次に向かいます。
ここへ来る途中に、「牡蠣小屋」ののぼりを見たので、流れに乗って誘われましょう。
これまた、断崖絶壁を車で下っていきます。
海岸に面した場所で、青と白のテントがそのようです。
予約していませんが、席が開いていたら大丈と勝手に考え、ダメもとで聞いたら快くOKとの返事。
お言葉に甘えて、お邪魔します。
お店の人の人柄は良いのですが、そこは漁師さんがやっているので、お店の接待的な事は期待しないで、セルフサービスを有効に使って楽しみましょう。
ちゃんと世話はしてもらえるので、混んでいる時こそ、フレンドリーに協力しあってみるのも、ここならではの楽しみの一つではないでしょうか。
手袋を持ってきてくれます。
牡蠣をさばく時は、熱いのでやけどに注意してさばきましょう。
3つもむくと慣れました。
どんどんお口に放り込みます。
ご飯やみそ汁も食べ放題です。
ビールもあります(料金別)。
もちろん飲んでませんよ。
エアージョッキで乾杯します。
地図
営業時間 10:00~16:00
完全予約制(3日前までに) 40分食べ放題 中学生以上 3000円
予約受付TEL 0193-63-8808(土日は予約の電話を受け付けていません)
これが基本スタイルなので、平日に電話予約していきましょう。
年中無休ですが、シケなどで取れない日もあるらしいので、やはり予約が必要でしょう。
そこで見たもの
おなかを満たしてさらに車を進めます。
「牡蠣小屋」のすぐそばにトンネルがあったのでそこを通って国道へ向かうことにしました。
そのトンネルを抜けると、まだ新しい整備された公園ができていました。
そして、そこにあったものは津波の傷跡でした。
ドキッとしました。
ちょっとショック。
ここは依然キャンプ場でした。
写真左の建物はキャンプ場のトイレでした。
キャンプ場の炊事場跡です。
ねじ曲がったむき出しの鉄筋が見えています。
この木は小高い場所に立っていますが、漁具と鉄筋がぶら下がったままです。
ここまで、津波が来たあかしとして残されています。
ここにも。
オレンジ色のブイが引っかかったままです。
(スマホだと見えにくいと思います。)
がれきが埋まっているらいい、この高い場所は鎮魂の意味を感じる場所でした。
その裏には、津波で残った大木と、その手前にまだ小さい木が植樹され、周りにはたくさんのタンポポが咲いています。
津波の教訓を残すというより、何か、復興という明るい将来の画と、このまま取り残された物の対比がさみしく思う場所に私は感じる場所でした。
5年以上経ったこの景色を見ていると、以前のようにキャンプや海水浴で家族がにぎわう場所に戻ることが想像できません。
これで、この場所は復興が終わったように思います。
まだ、道路のガードレールは曲がったままなのに。
写っているのは一部です。その数に圧倒されてしまいますが、仮設住宅も全く減っていません。
帰りは早坂峠経由で帰るので、その前に岩泉の龍泉洞に寄り道です。
さすが世界一の透明度を誇る龍泉洞。
鍾乳洞も神秘的で良いですが、川の水が澄み、新緑もまぶしく心が洗われる様な、この時期のこの景色も良いです。
川沿いの散策はお勧めです。写真的にはこの橋にもう少し色気があればいいのだが・・・。
しかし、復興とは、何をもって復興というのか。
復興事業の先には本当に復興があるのだろうか。本当に明るい未来に向かっているのだろうか。
ともすると、「やった気」になって、「道路が出来たら終わり」って事になり、人けがない町があちらこちらに出来そうで怖い。
そうならないことを願う。
どんとはれ。
※このページはほぼ同じ内容で、カメラのレビューを合わせたページがあります。できるだけ多くの人に見てもらいたいのでそうしました。ご理解願います。