一応写真ブログなので、たまには物欲を抑えて、覚えた撮影テクニックを書いてみたいと思います。instagramを見ても多くの人が取り入れている有名な方法ですが、知らない人は簡単なのでやってみてください。
ストロボを発光させて絞りで調整
見出しの通りで、ストロボ(フラッシュ)を発光させるだけです。
ですのでコンデジでも出来る方法で、「絞り優先モード」などが選べれば、なお思い通りに玉ボケの大きさを調整出来ます。
雪の量や粒の大きさ、風の強さ、タイミング、時間帯(明るさ)などで雰囲気はガラッと変わってきますので、その辺が工夫のしどころです。
風が強く薄暗ければ、シャッタースピードは遅くなるので、雪が暴れているような雰囲気に撮れるでしょうし、逆に風が無く大粒の雪がはらはらと舞い降りる時は、大きな玉ボケのある幻想的な写真が期待できます。
雪の降り方や、時間帯を考慮して出来上がりの写真をイメージし、撮影ポイントを決めましょう。
移動は、くれぐれも安全運転で。
現地についたならば、あとはカメラの設定を調整する事で、イメージに近い写真が完成します。
設定は絞り優先が失敗が少なくイメージを調整しやすいと思います。
雪景色を撮ると一般的には暗い写真に自動補正されるので、プラス補正をかけた方が良いかもしれません。
この辺はお好みです。
構図を決めたらストロボを使える状態にして、シャッターを切るだけです。
先ずは明るい絞り(”f”の数字の小さいほう)にして様子を見ます。
比較の為、ストロボなしの写真を掲載します。(写真は全てクリックすると大きくなります。)
NIKON D810 (24mm, f/3.2, 1/400 sec, ISO100)
これはこれで、すっきしとした点構図で、僕は好きな写真です。
では、ストロボを使ってみましょう。
ちなみにストロボはカメラ本体に付いているもので、発光量を調整出来ますが、今回は簡単に撮影できるようにオートで撮ってみました。
手持ち撮影ですので、構図が若干違いますがご了承下さい。
NIKON D810 (24mm, f/3.2, 1/250 sec, ISO100)
あまり絞っていないので大きな玉ボケが出来て、ぼたん雪(ぼた雪)が降っているように見えます。
この写真のF値は気にしないで、あくまで絞りの開け具合でどう変わるかを見てください。
次に、ちょっと絞ってみました。
NIKON D810 (24mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)
先ほどより玉ボケは小さくなりました。
さらに絞ってみました。
NIKON D810 (24mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
目立たなくなりました。
でも、これをマイナス補正すると背景が暗くなるので、雪が見えてきます。
NIKON D810 (24mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
雪の粒が小さくなり、粉雪っぽい写真になりました。
この感じも良いですね。
最後にちょっとズームしてみました。
NIKON D810 (55mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO100)
冒頭の写真と同じです。
このように、絞りとズーム(焦点距離)を変える事で、イメージが変わりますし、なんといっても、雪のタイミング?で印象が変わるので、イメージに近い玉ボケの大きさや位置になるように、何度もシャッターを切る事になると思います。
写真の下側に玉ボケを作りたくない場合は、手でストロボを覆って調整してみても面白いかもしれません。
その場合はストロボのすぐ近くを覆っても光量が少なくなるだけですので、手が構図に入らない程度にストロボから離し影を作り光を調整してみましょう。
雪が降った日だからこそできる撮影方法ですので、これを覚えると、良く晴れた日ばかりではなく、雪の日でもシャッターチャンスと思って撮影に出かける事が出来ますね。
以上、雪が降ると犬のように駆け回る奥野路頼でした。
どんとはれ
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