デジイチを振り回すには、気が引ける場所や雰囲気。でも、カメラが無いとなにか寂しいし、撮りたい瞬間に遭遇した時も逃したくもない。
そんな時に重宝するカメラを探してみました。
感性が高ければ格安コンデジでも十分なのだがいつもの物欲が・・・。
軽快な高性能 オリンパスのミラーレス OM-Dシリーズ
選択条件は
- ミラーレス機
- 色はシルバー基調
- 液晶画面のチルト
- 液晶のバリアングル、固定は除外
- 軽い
- レトロ感があればなお良い
などなど。
以前、「エアー検討」した事のあるマイクロフォーサーズの事を思い出す。
レンズ群の充実度や一眼レフと変わらぬ画質でサイズが小さいだけの高性能センサー。
という事でパナソニックとオリンパスで比較検討。
マイクロフォーサーズのページをざっと見渡すと、目に留まるのがオリンパスM-10、PEN-P5、PL-7。
この辺だろうか。
パナソニックは悪くはないが私のイメージとちょっとずれている。
いや、私がずれているのか。
「想い出つくる写真旅」という、女優・羽田美智子さんとプロ写真家・斎藤巧一郎さんとの紀行・教養番組を好んで見ていたが、その時使っていたオリンパスの良いイメージもあったと思う。
お二人の雰囲気と、こんなきれいに撮れるのかと勘違いしたりして。
と、いう事でカメラ屋さんへ。いざ!
実際手に取ると、すぐにオリンパスOM-D「E-M1」か先日(2015/秋)再発売された「E-M10 MarkⅡ」の2択となった。
「M-5」はバリアングルの為落選。自分嫌いだから自撮りしないし、モニター開けるのめんどくさいし。
勝者 E-M10 MarkⅡ!
勝因は、「軽さと気軽さ」。
早速買ってみました。
レンズはダブルズームではなく、標準レンズ1本セットを選択し税込み8万円ちょい。
オリンパスではキャッシュバックキャンペーン中なので、1万円の商品券をもらえる。
なので、45mm f/1.8を追加購入しこれまたキャッシュバックで3千円の商品券ゲット!
17mm f1.8も購入予定に入れて日々の仕事のモチベーションとする。
あまり高性能なレンズは今回のコンセプトには合わないので、PROレンズも気になるがそれがほしくなった時は「M-1」を手に入れた時だろう。
あくまで気軽にシャッターを切れるカメラが欲しかった。
https://amzn.to/2u0Eows
(この中からレンズキットもシルバーも選べます。)
持ちやすいグリップ
まず手にすると小さい。そして軽い。
グリップこそ大きくはないが背面の親指がかかる場所に突起がありこれが具合が良い。
グリップに不安があれば別売りでグリップも用意されている。
小さすぎないダイヤル類
操作感は、小さすぎないダイヤル類がローレット処理されたメカ感と、クリクリと程よい節度があり回し心地が良く直感的。
ファンクションボタンも3つあり、カスタマイズも自由度が高い。
また、液晶をタッチしてピントを合わせたり、そのままシャッターを切らせたりと、液晶も直感てきに操作できる。
簡単で早いチルト画面
バリアングルではなく、やはりチルトは操作が簡単で早いので、ハイロー、アングルを変えて撮ってみたくなり、撮った写真にバリエーションが増え楽しい写真になってくる。
マナーも安心 静音モード
また、「静音モード」があり、シャッターを押しても撮れた?と実感が無いぐらいだ。
発表会や店内での料理撮影の時など、シャッター音に関して周りに配慮できる。
もちろんマナーの問題もあるが撮影OKのお店でも人が映らないように撮るとか時間をかけすぎたり、目立ち過ぎる行為などを含め、お客様への配慮は忘れてはならないことである。
熱い麺類なんか早く食べ始めないと伸びてしまって食レポどころではないし、作ってくれた方にも申し訳ないですからね。
晴れた日はOVFシュミレーションで
液晶画面はとてもきれいで見やすく、ざらついている感じは全くない。
晴れた日でもほとんど問題ないが、気になったのはEVF。
晴れた雪景色など、光が強すぎるとコントラストが崩れ見にくくなる。
この機種に限った事ではないとは思うが。
と、早合点してはいけない。
なんと「OVFシュミレーション」という機能があり、撮影補正の無い光学ファインダー風な見え方になりそれをある程度解決してくれた。
また、バッテリーの持ちは評判通りで、一日撮りまくるには予備バッテリーが有った方が安心だ。
いざとなったらフラッシュ撮影
これ、M-5にもM-1にもないです。
最初、外付けでいいやと思っていたけど、用途から考えるとやっぱりついていた方がラクだし手軽にフラッシュ撮影できる。
豊富な撮影モード
撮影設定やモードは一眼レフと同等で不足はない。BKT撮影やタイムラプス、動画など設定の仕方さえ覚えれば不足に思う事は無さそうだ。
感動のAFターゲットパッド
説明書を読み進んでいくと「AFターゲットパッド」機能がある。
これの設定は実行可能な簡易さで、一度使うとこの機能の先進性に驚いてしまう。
というか、なぜ今までなかったのかと疑問に思う機能でした。
設定は簡単で、液晶画面をタップします。
ファインダーを覗きます。
親指で画面をなぞります。
すると、ファインダーを覗いている状態で、フォーカスポイントがマウスのように動きます。
画面をなぞる位置には関係なく、指を離した位置から再度動きます。
私の表現では伝わらないと思いますが使うと感動さえします。
特に写真は撮るけど、設定が分からないからオートで撮る。
すると思ったところにピントが行かなくて、イライラするんだよ。という人には神の機能です。
もちろん、その辺の仕組みが分かっている人には無用の長物ですが、おそらく八割方のミラーレス、コンデジを持っている方は何か納得いく写真が撮れていないのではないでしょうか。
携帯の画面をタップした方が簡単と感じて、せっかくもっときれいに撮りたいとカメラを買ったのに思い通りに動かないイライラがこの機能で払拭されると確信してしまいます。
三脚いらずの5軸手ぶれ補正
5軸手ぶれ補正の威力はすごい。
三脚を持ち歩かなくても下の写真がとれます。
小さな段差を流れ落ちる水を見てください。水は流れているのに周りの景色はピタリと決まっています。
これ、手持ちですよ。
後で、本格的に滝を取りに行こおっと。
E-M10MarkII (14mm, f/22, 1/2.5 sec, ISO100)
いつも持ち歩きたくなるデザイン
一番気に入った性能はデザインです。
カメラをぶら下げていること自体がうれしくなる。
これをぶら下げて観光地をぶらぶらしたり、いつもの散歩道でも一緒に持出たくなる気持ちにさせる。
カミさんが持っても「羽田美智子」さんに見えなくもないし、嫌味が無い。
それどころかどこか懐かしいほっこりとした雰囲気を出してくれる。
上手く表現できないが、いい旅カメラというイメージを感じさせるカメラだと思う。
標準レンズと中望遠レンズについて
レンズのズーム操作は電子式で微調整は自分が動いたほうが良い。
または、ズーム速度を変更できるので遅めに設定するかだ。
個人的にはズームリングは機械式で操作したいところだが、こうもレンズが小さくては仕方がないことなのかもしれない。
パンケーキレンズで見た目も気軽に使えるこの標準レンズは14-42mmの焦点距離で、35mm換算にすると倍の24-84mmとなり、一般的なカメラより広角もちょっと広めで、望遠も運動会は無理としても公園でのポートレートでは十分。
大三元といわれる内の標準レンズとほぼ同じ焦点距離でF値さえ2.8であればもう大三元だ。ZUIKO-PROレンズはまさしくそれ。
尽きない選択肢(物欲)
45mm-f1.8も追加購入したが、「これこれ」とボケ加減は十分。
楽しい写真が撮れそうだ(私に腕があれば)。
この楽しさが交換レンズにハマるんだよな~。
次は17mmf1.8か。
いや25mmf1.8にしよう。いやいや、いっそのことM-1と12-40mmf2.8か!迷う~。
と、ツラツラ書きましたが実はこれ、カミさん用のカメラです。
カミさんのお見立てで購入しました。<(_ _)>(ペコリ)
そうだD7200を手放そう・・・。
無理・・・。いや!・・・。むりか~。
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【追記】
強力な手振れ補正と夜景モードの威力が分かる写真を別な記事で載せました。
「https://michinoku-oku.com/2016-3-26hokkaido_shinkansen/」
函館の夜景の写真です。
三脚なしで見事な夜景が撮れました。
その後、奥入瀬渓流でシルキーな滝に挑戦しました。
「https://michinoku-oku.com/m10_in_oirase/」
で紹介しています。
やっぱり旅行カメラはこれが良い。