一眼レフなど本格的にカメラに凝りだして比較的初期段階で揃える周辺機材として、三脚が挙げられるが、特に三脚禁止がルールになっている運動会などの望遠レンズを使うシチュエーションでは、三脚より一脚の方がオススメです。
一脚とは
その名の通り、杖の様な一本足のカメラを支える周辺機材です。一本足なので、自立はしませんので(一部を除く)、長時間露出する夜景撮影等には向きません。
しかし、スペースの限られた場合とか機動力の必要な場合は、三脚より一脚の方が断然使いやすく機動力が高いのです。
使い方
杖上なので杖の先端にカメラを取り付けます。コンデジなどネジ径が細いものもあるので購入の際は確認してください。
カーボンなどの高価な物も必要ありません。こだわれば、または僕みたいな物欲の高い方、あるいはマニアックな方は思う存分、吟味して選んでください。
NIKON D500 (200mm, f/5.6, 1/2000 sec, ISO100)
基本は目線の高さになるように足を延ばし、ファインダーを覗いた時に楽な姿勢が良いです。ライブビューの場合はちょっと低くても構いません。液晶画面がチルトやバリアングルなど自由に変えれるのであれば高い位置から狙うのも可能です。
使い方は普通に地面に立てる方法が一般的です。と、普通な事を情報発信してもつまらないですよね。
プロの技ですが、支点を安定させる工夫をしています。
例えば、自分の靴の凹みを支点にしたり、腰ベルトのバックルを支点にしたりと、支点をしっかりさせる工夫をすればかなり安定して、使い心地が良くなります。
この商品はそんな使い方が出来る様にベルトに付けるアダプターも付いています。長い必要がないので非常にコンパクトです。
ライブビューの場合は、さらにストラップを頭や首にかけ、ピンと張れば更に安定します。
周りに広いスペースがある場合は、前方に突き出すと安定します。
シチュエーションに合った使い方を探ってみてください。
NIKON D500 (300mm, f/5.6, 1/3200 sec, ISO400)
運動会にオススメの一脚
選択する際には雲台の有無をまず考えます。
僕は、差し当りなくても大丈夫だと思います。僕も最初は安価な雲台なしを購入しました。普通に使えます。
ちなみにこれです。
十分です。
僕の場合はこれに星景撮影用のポラリエを買った時に一緒に購入した雲台をつけたりしています。
ネジ径が合えばどれでも問題なく付きますので、今ある三脚の雲台をぐるぐる回して外して、一脚に付けることができます。
花火撮影や発表会などでオススメ
椅子に座るなど場所に制約があり、なおかつ暗い場合はより安定したものが良いです。そこでオススメは自立式の一脚です。
杖なのに自立式?
杖の先が小さな三脚になっているものもあるのです。お年寄りの使う杖でも先が三つに分かれている物がありますよね。
自立と言っても、立たなくはないという程度です。カメラを取り付けて離れる事は悲劇のもとになります。
物によっては、小さな三脚の部分が外れてミニ三脚として使えるものもあります。
これが、本命ですね。
どんなシチュエーションでも困らないでしょう。
僕の持っているUT-63と同じウルトラロックという伸縮方式を使っています。ウルトラロックは抜群にスピーディーなセッティングが可能です。欠点は、微調整がちょっと苦手なところです。
マニアにはイタリアデザインのカーボン製が、所有する満足感を満たしてくれるでしょう。
ぼくはこのマンフロットの190シリーズのカーボン三脚を使っています。デザインだけじゃなくて機能的で使いやすくて気に入っています。でも最近は550シリーズに目移りしています。
三脚の記事はこちらです。
カメラを買ったら次にそろえるのは三脚か一脚ではないでしょうか。
色々な種類があるので、予算と使用用途を考慮して比較検討し、納得の物を手に入れてください。
以上、最近広角レンズに不満を持ち始めた奥野路頼でした。
どんとはれ