そば屋シリーズは続きます。
ここは、乳製品などで有名な小岩井農場から車で3分もかからない場所にあるそば屋「極楽乃」さんです。
付近は小岩井農場の他、NHK朝の連ドラ「どんと晴れ」で有名になった「一本桜」や「手作り村」をはじめレジャーや観光できる場所が多くスキー場、温泉は30分圏内にあります。
他にもガーデニングする方は「花工房 らら倶楽部」さんがあり植物はもちろんですが小物から大物まで数多く扱っていますし、「松ぼっくり」さんはおいしいジェラートを提供してくださいます。
季節限定のジェラートがあるので一年中楽しめます。
まだまだありますが本題へ。
三種類の蕎麦「田舎・更科・だったん」
ここはいつも込んでいるので待つことが得意ではない私には敷居が高い所です。ですので最盛期じゃなくてお昼時刻を外してやってきました。
写真の通り雪がある時期なので、間違って混んでいたら玄関の椅子で待つ行為は修行に変わってしまう。
暖かい時期は縁側がありここでまったり待つのも悪くない。と思わせる雰囲気の良いお店だ。
玄関には沢山のおちょこ(数えていないが50個以上?)が陳列されていて出迎えてくれます。
靴を脱いで入ると中は畳の部屋で座布団のテーブルと椅子のテーブルがあり、昭和感が高いです。
2階もあるようで、そこから岩手山が眺められるのでしょうか。だとしたら天気が良ければ特等席です。
全種類のそばを食べれる「板そば」と「二食もり」の組み合わせ
注文したのは「板そば」と「二色もり」と「あなご天」。
この組み合わせで注文すると「板そば」は「田舎そば」と「更科そば」の2種類で、「二色もり」は「更科そば」と「だったんそば」の2種類を食べる事ができます。
この3種類でお店のそばを全て食べる事ができます。
もちろん、暖かい蕎麦とかメニューはたくさんありますよ。
「二色もり」は注文するとすぐに「根わさび」が出されるので、そばが出てくるまでの間「根わさび」を擦って待ちます。
西洋わさびと違って辛くないので、風味付けの為にいっぱい擦っておきます。
サメ皮のおろし板は円を書くように擦ります。
これでもかというぐらい多めに擦っておいた方が蕎麦を楽しめます。
私は、ほかのそば屋で出される一般的な量を擦っておいたのですが、わさびの風味が癖になりついつい多くつけて食べてしまったので、擦りながら食べる事になってしまいました。
(余っても、持ち帰ることができます。帰る際に一言お店の人に声をかけると袋を持ってきてくれました。)
板そばです。
エビの天ぷらがついてきました。
田舎そばはかなり硬めです。
私の中ではトップクラスの噛みごたえです。
暖かい蕎麦でも十分な噛みごたえになるのではないでしょうか。
更科はシャッキリツルリしています。
二色もりです。
だったんそばは更科に似た食感で、やはり「そば」というより雑穀な風味を感じます。
フワフワのあなご天です。
うまし!
居心地が良い空間
店内にはきれいな端切れや、画や彫刻がところどころに飾られていて、芸術性が高い場所に感じました。
知的というんでしょうか。
文学や芸術にちょっと触れてみようかなと思わせるここちよい空間であり、そうゆうのが分かる人は感じ方が違うんだろうなと少々自分の学の無さが残念にも思えてしまいました。
暖かくなれば、縁側でほっこり、暑くなれば周りの木立のおかげでサワサワとした涼しい風にあたり、秋には紅葉をみながら自家焙煎珈琲(やってます)でゆったり時間を過ごす。
など、縁側は妄想をかきたてられる心地の良い場所です。
道路側にあたる店の裏側には岩手山が見えるようです。
綺麗な形ですよね、岩手山は。別名「南部片富士」です。
私は好きです。
盛岡中央公民館にも店舗があるようで、こちらのお庭は紅葉の盛んな時期はライトアップして、有名な写真スポットです。
(写真掲載予定!撮れたらですが・・・。)
今度は、ほかの人が頼んでいた中華そば(ラーメン)もおいしそうだったのでそれを食べにまた来よう。
ごちそうさまでした。
どんとはれ。