「部屋とYシャスと私」みたいな題名で始まりましたが、今日のドライブ先は秋田県の数ある紅葉の名所の中から、皆瀬川を挟む大峡谷の「小安峡」に行ってきました。そして、いつものそば行脚は「かえで庵」さんにお邪魔しました。
小安峡のかえで庵
昨晩は定時で仕事を終わらせ、青森県黒石市の「中野もみじ山」、「弘前城」に出向きライトアップのショットをいただいてきました。
NIKON D500 (26mm, f/4.5, 1.6 sec, ISO200)
中野もみじ山
NIKON D500 (38mm, f/8, 4 sec, ISO400)
弘前城
どちらも、まだまだ色の変化は深まる余裕がありますが、見頃を迎えています。
休日の今日は、秋田県の「抱返り渓谷」から、小安峡の紅葉ショットを求めてのドライブです。八幡平の紅葉を終えると、あちらこちらで紅葉がいっきに見頃を迎えているので、紅葉の見頃情報と天気予報と隙間時間との調整の毎日です。
充実している時期でもあります。
小安峡の紅葉の進み具合は、というと赤、黄色など発色の良い部分もあるのですが、緑の濃い部分がまだ多いので、僕的にはもう一歩、紅葉が進んで欲しい時期でした。(冒頭写真参照)
人それぞれですけど。
一通り、小安峡の紅葉を堪能して、いつものそばタイムの時刻になりました。
カミさんのスマホ検索が唸りを上げてヒットしたのは、「かえで庵」さんです。
小安峡から車で5分程度の距離にあります。
湯沢方面からはこの看板(写真左上)を目印に橋を渡ってすぐ右の赤い屋根のお店です。
カミさん情報なしで店内に入り、一通りメニューに目を通し、天ぷらそば、キムチ納豆そば、石田御揚げそば、温玉とろろそば、肉そば(牛、豚)、鴨なめこそばなど、どれもこれもオーソドックスなんだけど、ちょろっとアレンジしてあるメニューです。
正直、僕には、どれもこれも、「ど・ストライク」のアレンジメニューです。
一つ一つ僕のツボを解説したいのですが、ただいま缶ビール3本5本いただいての執筆中ですので割愛させていただきます。
わかる人には解る!はず。
で、決めあぐねて表紙に戻るとそのメニューにびっくり!
カミさんニンマリ。
「名物!皆瀬牛ステーキとおそばのセット」
???
その下に書いてあったのは、
「おそばは【ざる、冷やかけ、温かけ】から選べます。また、ご飯とお味噌汁にも変えることができます。」
・・・幸せか!
なんと、柔軟な構え。
わかっているよ、ここの店主は。
居ても立ってもいられず、隣のお客さんが注文してるそばから、店員さんを呼びつけてしまう明らかなフライング行為に出てしまっていました。
心を落ち着かせ平常心をなんとか保ちつつ、
「皆瀬ぎゅー、おそばのセット、ふたつ 」
あえて、ご飯じゃなくて大人の男を装い「そば」を選択。本心は・・・
待つことほんの数分、皆瀬牛の入場です!
(低画素の写真の為、発色が悪くなっています)
見事なサシの入った肉!特別な肉というのは見た目からわかります。
待てずに塩胡椒を振った後に写真を撮るという慌てぶり。
続いて、そばが運ばれてきました。
実は、こちらの方が驚いたのです。
写真ではわかりにくいですが、透明感のあるツヤツヤのそばで、この状態が僕が知る最も美味しいと感じている見た目のそばが運ばれてきたのです。
最近は、美味しいそばに在り付く確率が上がっているようです(自分調べ)。
テーブルに塩が用意されてあったので、まずは、いつものように塩でいただきます。シャキシャキした食感で、そばの風味が鼻に抜け、甘みが舌を覆います。
薄めで若干甘めなそばツユは、そばの味を損ねないように絡まります。
量も良心的で、一般的な蕎麦屋の1.2倍ぐらいに感じました。
ステーキ肉は、見た目から感じる「くどさ」はなく、焼けてすぐに溶け出す脂はすっきりとして甘みと旨みが大洪水。赤身の部分は柔らかく癖のない、それでいてしっかり肉の味を感じる、庶民にはちょうど良い高級なお肉でした。
それで、¥1,780円(税込)
リーズナボー!
そばもステーキ肉も一級品で、一度にこの食べ合わせができるのは、おそらくここだけじゃないだろうか。
いやはや、参った。
ごちそうさまでした。
ただし、ステーキを焼く時の、脂の飛び跳ねは普通にあるので、気にしないか、紙エプロン持参が得策です。
そうそう、店員さんの気遣いも細やかでフレンドリーで暖かいお店ですよ。
小安峡は、キャンプなどで子供が小さい頃からお世話になった思い出の場所でもあり、写真を撮るようになった最近では、年に間違いなく数回訪れる場所です。
そんな小安峡にまた楽しみが一つ増えました。
地図
以上、「小さい秋見つけた」に忙しい奥野路頼でした。
どんとはれ
※お肉の写真は低画素の写真の為か発色が悪くなってしまいました。実際は味同様に、ずっとずっと美味しく見えますよ。気になる方はお店で注文して確かめて見てください。