四大観は言わずと知れた松島を代表する写真スポットだった

西行戻しの松公園にて
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松島四大観とは、扇谷、富山、奥松島の大高森、多聞山の4か所の高台から松島湾を望む絶景ポイントを指します。松島は何度か訪れているのですが、そのほとんどは遊覧船に乗ったり紅葉ライトアップなどの観光目的で、撮影に重点を置いて訪れた事はなかったので、わざわざ山に登ることは考えてもいませんでした。今回はロケハンを兼ねて登ってきましたので場所や所要時間、動き方などを書いてみます。

初夏の松島四大観

最初に訂正しておきます。

四大観と言われている場所のうち、多聞山は今回時間の関係で行っていません。その代りそれに代わる場所で他の3か所と合わせコンパクトに動ける場所に行ってきました。m(__)m

合わせて、写真は同一日の写真ではない事もお断りしておきます。

なにやら、お詫びの下りから始まってしまいましたが、張り切っていきましょう。

では早速、北から順に回ってみます。

大高森


ここは、奥松島と言われている場所で、松島湾の東側に位置しています。

ですので、夕日あるいは夕焼けの松島湾を撮ることが出来ます。

登り口は2か所あり、最近できたと思われるお土産屋さんがある登り口と、少し先の縄文村側から登ることが出来ます。

お土産屋さんに駐車できますが、夕景を撮るのであればその駐車場を利用できる時間を超えると思うので、登り口にある4~5台程度の小さな駐車場を利用するか、縄文村の駐車場を利用した方が良いでしょう。

登り口はこんな感じです。

大高森NIKON D750 (24mm, f/11, 1/320 sec, ISO100)

山の中腹までは、雑な階段と真砂土質な登山道なので、滑る恐怖はありません。

清々しい新緑の中をゆったりと歩いていきます。

中腹を超えると坂の角度が急ですが、整備された階段になります。

大高森NIKON D750 (24mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO100)

息が上がらないようにゆっくり歩いて、登り口からおよそ15分で視界が広がり、展望デッキからは、松島湾が一望できました。

あいにくの天気でしたが、今回はロケハンなので、記念の一枚を撮っておきます。

大高森NIKON D750 (70mm, f/11, 1/160 sec, ISO100)

標準ズームがあれば、まずは大丈夫ですね。

(16:9へ変更と若干のトリミングあり)

さっさと下山して、お土産屋さんでソフトクリームを買いクールダウンして次の場所に移動します。

富山


大高森から車でおよそ30分かからないぐらい。

幹線道路からの入り口は見落としてしまいそうな所で、そこを入るとすれ違いが厳しい細い道路を、対向車が来ない事を祈りながら進みます。

舗装の切れたところが登り口のようです。

5台ぐらいの駐車場らしき広場に車をとめて登り始めます。

登り口です。

富山NIKON D750 (24mm, f/14, 1/50 sec, ISO450)

このようなしっかりした石の階段を登っていきます。

途中から階段の角度がきつくなるのですが、息が上がらないようにゆっくり登って10分ぐらいで着きました。

先ほどの展望デッキと東屋だけの大高森とは様子が違い、そこは寺社で趣のある風景が待っていました。

ほぼリサーチしていなかったので、得した気分です。

富山NIKON D750 (24mm, f/11, 1/60 sec, ISO100)

松島湾を望む景観も絶景で、東屋兼展望デッキが整備されていました。

東を向いているので、朝日の写真を狙ってみたいと思います。

富山NIKON D750 (27mm, f/11, 1/60 sec, ISO200)

そして、下を覗いていたら、大きな茅葺屋根がちらっとみえていました。

なんの建物なのか確認しに奥の階段を下りてみたら、なんとお寺でした。

それも現役?の。

お墓もきれいで、よく整備させた駐車場もあります。

もちろん檀家さん用だと思います。

であれば、もしかするとあの細い道路を来なくても…

などと考えたりもしましたが、やはり、観光用ではありませんので撮影に来るときはあの道を利用するのが筋でしょう。

拝観料100円で中に入れるようでした。

まさか寺社仏閣があるとは知らず、小銭を持たずに登ってきたので次回の楽しみにしようと思います。

お堂も拝んでいないし。

時々、膝をガクガク言わせながら下山して、次に向かいます。

扇谷


富山から30分かからないぐらいで移動できます。

ここも幹線道路からの入り口は分かりにくい場所です。

脇道に入り、すぐに砂利の道路になり1分ほどで登り口の駐車場というか広場に車をとめます。

階段ほ多少急ですが2,3分もあれば登りきることが出来ます。

東屋からの展望が良さそうですが、いかんせん木や枝が邪魔で松島湾をメインにした写真は厳しそうです。

でも、ここは楓の木が沢山あったので、紅葉はもちろんですが、今頃の新緑と松島湾の組み合わせも良いかもしれません。

あいにくこの時間帯は、木漏れ日があるような状態ではなかったので、春もみじをイメージしての写真も撮ることはできませんでした。

ロケハンと自分に言い聞かせシャッターを切ります。

扇谷NIKON D750 (70mm, f/11, 1/200 sec, ISO100)

正面下の木が…

伐採希望。

楓が沢山あり、紅葉が楽しみです。

扇谷NIKON D750 (70mm, f/8, 1/1000 sec, ISO100)

方角的には東を向いているので、ここも朝日を狙ってみたいです。

限界を迎えた膝をかばう様に階段を降り次に移動します。

西行戻しの松公園


今回のロケハンの最後はここです。

冒頭でもお詫びしておりますが、ここは四大観と呼ばれる内の一つではありません。

しかしここは、駐車場から松島湾を望むスポットまで一番気軽でアクセスが良く、駐車場(無料)もしっかりしていて、レストハウスもあります。

さらに、先ほどの扇谷から車で10分もあれば移動が出来ます。

ここも松島湾を東向きに望むので、朝焼けや朝日とともに撮ることが出来そうです。

ちなみにこの日は夕方でしたので、夕焼けが始まる頃の写真です。

~レストハウス脇からの展望~

西行戻しの松公園NIKON D750 (70mm, f/16, 1/160 sec, ISO200)

全国に「西行戻し」由来の地がありますが、松島にもあります。

西行戻しとは

「西行」とは、歌人西行法師の事。

その西行法師は、東北行脚で松島が一望できるこの場所で子供に出会い、ここで禅問答をし、負けて引き返したという。

その時の西行法師と子供の禅問答の様子が書かれていました。

西行法師は
『月にそふ 桂男(かつらおとこ)のかよひ来て すすきはらむは誰(た)が子なるらん』

と、一首を詠じて悦に酔っていると、山王権現の化身である鎌を持った一人の童子がその歌を聞いて

『雨もふり霞もかかり霧もふりて はらむすすきは誰れが子なるらん』

と詠んだ。

西行は、驚いて そなたは、何の業(なりわい)をしているかと聞くと

『冬萌(ほ)きて夏枯れ草』 を刈って業としていると答えた。

西行はその意味が分からなかった。

つまり、童子は才人が多い霊場松島を訪れると恥をさらすと諭(さと)したので、西行は恐れてこの地を去ったという伝説があり、ここ一帯を西行戻しの松という。

…て、公園の掲示物に書いてありました。

~駐車場の上の高台より~

西行戻しの松公園NIKON D750 (24mm, f/6.3, 1/100 sec, ISO100)

桜の景勝地として有名な場所でもあるので、この写真の緑の葉の前景や、直下に見える木は桜なので、満開の時期に来ると、それはそれは絶景な所だと思いました。

今回は正式な松島四大観ではありませんが、さすが日本三景と言われるほどの事はありました。

沢山の島からなる特徴ある湾の景観もさることながら、それを助長するような天候が魅力的です。

僕は特に雲がつくる空の表情が好きです。

地形がそうさせるのでしょうか。

松島には数回遊びに行っているのですが、今までのように単に観光として、遊覧船や橋を渡っての島めぐりなどでは気が付かない事を発見出来ました。

それはそれでフォトジェニックが沢山ある場所なので良いのですが、松島の情緒的な景色は、今回あらためて松島湾を俯瞰で眺める事をして感じた事です。

観光というよりは、撮影地としてちょっと通いたくなりました。

今回使ったレンズは24-70mm1本ですので、特段これといったイメージがなければ標準ズーム域の画角で十分のようです。

最後に、最近はっきりしない天気が続き、久々に太陽を見ることが出来たので、松島湾と太陽を一枚

松島NIKON D810 (20mm, f/16, 1/160 sec, ISO100)

もう、太陽を撮りたいだけなので、松島であることがわからない写真になってしまった(笑)

ちなみに、このショットの最初の方ではレンズ面を清掃してから撮っていたので、流石ナノクリと言わんばかりにゴーストが出ていませんでした。

この写真で、ゴーストが太陽の周りに沢山出ているのは、潮風に当たってそのまま何枚も撮っていたので、レンズ面が汚れた為だと思われます。

太陽を撮るので神レンズの20mmを使用です。

こちら

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8G

以上、太陽を撮るなら特にレンズ面の汚れに気を配る必要があることに(今更)気づいた奥野路頼でした。

どんと晴れ



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