ニコンD7200は上級機種同様にダブルスロットなのでSDカードが2枚入ります。使い方は数種類の設定がありますがEye-Fiカードを使った僕のダブルスロットの使い方を教えちゃいます。
カメラにWi-Fi機能はあるけど使いにくいのでその部分をEye-Fiカードを使って解決します。
スロット1はRaw記録 ストッロ2はEye-FiモビでJpeg
まずは簡単にEye-Fiモビカードの紹介とSDカードの基礎知識について触れておきます。
Eye-FiモビカードというのはWi-Fi機能が付いたSDカードで、聞きなれない方も多いかもしれません。
Wi-Fi機能は本体についているから、わざわざそんなカードなんて必要ない。と、思うかもしれませんが、ちょっと使い心地がいいので後半で使い方を紹介します。
class10なので高速読み書きができてSDカードとしての基本性能も十分高いです。
このぐらいの速さでは、カードの読み書きが遅くて、連写が止まったり、カードの書き込み待ちでシャッターが切れない事はありません。
これ以下のクラスだとその可能性が出てくるので、Eyi-Fiカードに限らず他のSDカードを選ぶ際も「class10」を確認し購入しましょう。
クラスが上になるほど高価になりますが、新しいカメラに適合しないとかの心配もなく、長く使え将来的にも安心です。
一眼レフにおすすめのSDカードを考える
第一スロットに入れるおすすめのSDカードを紹介します。
混乱しない様に要点だけ、かいつまんで説明します。
デジカメの一般常識としSDカードの種類と選び方ですが、先ずはサイズですね。デジカメでは標準的なSDカードが使われ、スマホなどで使われているmicroSDカードは使用しません(特殊なカメラを除く)。
ですので標準的な大きさのカード、いわゆるSDカードのみ説明します。
上から古い順に並べましたが、古いという事は読み書きが遅いという事と、新しいカメラにはカードが使えない場合があるという現象も起きてきます(古いと表現すると語弊がありますがここを掘り下げるとちょっとややこしくなるのでこの表現にしています)。
SD 古いカメラ用
SD-HC classにより性能が異なる
SDXC classにより性能が異なる(大容量の動画可)
一眼レフだとやはり最低でも「SD-XC」の「class10」を選んでおいた方が良いです。そしてさらに一眼レフ動画も視野に入れるなら、SD-XC-Ⅰ、更にSD-XC-Ⅱと表記されたものが、よりおすすめです。もちろんSD-XCは静止画でも使えますし、SD-HCだからと言って動画が記録できないわけではありません。
重要
ちょっとややこしいですね。
転送速度とか読み書きスピードとか表現する一つです。その中でも、シャッターを押したその写真をSDカードに書き込むスピードが大事と考えています。
SDカードからパソコンに移すのは読み出しスピードに関係してくるので高速で快適なパソコンへの落とし込みを重視するなら、読み出しスピードの速い物が良いでしょう。パソコンの性能にもよりますが。一般的に書き込みスピードが早いと、それ以上に読み出しスピードは速くなります。
ちなみにD7200のカタログでは東芝製のSDカードで、下記の物が載っていました。キャンペーンでこのSDカードが付いてきたので僕はそれをそのまま使っています。
これで説明すると、最大書き込み速度が60MB/sなので、写真一枚当たり20MB(Raw)とし、連写すると1秒間に3枚しかSDカードに書きこむことが出来ません。D7200の場合はRawで連写は5~6枚程度なので、常に本体に撮りためながらの記録になり、SDカードへの書き込みの順番待ちが発生します。
その結果、連続した連写枚数は十数枚で打ち止めとなります。
そして今ではさらに読み書きが高速なものが出てきました。
現在のおすすめは下の2つです。
その読み書きスピードは 最大読出速度260MB/s、最大書込速度240MB/sと圧倒的に早くなっています。これなら連写したときも安心ですし、カメラを変えた場合など将来的にも安心です。
ちなみに今話題の一眼レフD500のカタログに載っていたSDカードは(最大読込 300MB/s, 最大書込 260MB/s)となり、その読み書きを生かすために専用のSDカードリーダーが付いてきます。
近々、これをD7200に入れてみようと思います。カメラ本体の読み書きスピードにも依存するのでどうなるか楽しみです。分かったらここで記事修正しておきます。
〜〜〜追記〜〜〜
試しました!
結果!
ダラダラダラダラダン!
なんの?!(そういえばどこいった、ピスタチオ)
D7200で標準SDカードの連続連写枚数十数枚(同条件でテスト時15枚)に対して、上記で紹介した
Lexar Professional 2000xSDカード使用時は25枚の連続連写枚数となり、その後も粘りを見せる記録の速さと残し、圧倒的にLexar Professional 2000xSDカードが良い結果となりました。
D7200に限らず、カメラの性能をより引き上げてくれるSDカードであることは間違いないようだ!
すごいぞ、Lexar Professional 2000xSDカード
〜〜〜ここまで追記〜〜〜
さらに、ニコンD500もD7200同様にダブルスロットですが、こちらは第一スロット用にXQDカードが使えます。
?XQDカードって・・・。
はい、これです。
最大読込 440MB/s、最大書込 400MB/s
爆速です!桁が違う!
このカードのおかげでD500の息継ぎのないあきれるほどの連写性能やきれいな4K動画が撮れるんですねぇ~。SDカードではないですが、あまりに高速転送速度でしたので、情報としてのせてみました。
D7200には形が違うので物理的に入りませんので間違って買わない様に。
近所のスナップ程度の撮影では8Gでも4Gでも十分間に合います。しかし、イベントなどに行くと「やる気スイッチ」が入り、ついつたくさん撮ってしまいます。ましてや連写とかBKT撮影なんかだとすぐに数百枚になります。
それを考えるとやはり最低でも16Gで、僕はさらに余裕をもって32Gと予備で4Gとか8Gを用意して使っています。
D7200のダブルスロットの俺流の使い方
本題です。
ダブルスロットは、一枚のSDカードににRawとJpegが記録可能です。逆にRawとJpegをそれぞれ別々のSDカードに記録も可能です。また、1枚目が一杯になったら2枚目に記録する順次記録とか、もちろん1スロットと2スロットに同じ条件で記録するバックアップ記録もできます。
俺流は、上段の第一スロットを、Raw専用に設定します。データこそ重いけどホワイトバランスやシャドーを持ちあげるとか、いろいろなことが出来るので後々後悔しなくて済みますからね。
今さらですが、Rawって分かりますか・・・。
次に進みます。
下段の第二スロットは先程紹介した「Eye-Fiモビカード」を入れます。4GBも必要ないかもしれません。余裕ある容量は保険ですね。そして、なぜ小さい容量かというとJpeg記録専用にするからです。それも一番か二番くらい容量の小さいサイズで記録します。BasicのSかMです。JpegのFineモードで保存したい時は8GBもあれば大丈夫でしょう。
なぜなら、iPadやPCに送って画像確認用の写真だからこれで十分なのです。大きい写真でもいいのですが、ただただiPadの記録容量を圧迫するだけなので最低限の容量で構いません。PCにはRawで保存します。これは普通にSDカードリーダーかカメラ本体をUSBでつないで落とします。
Proカードもありますがお手軽で安いのがモビカードです。
その時、iPad(PCでも同じ)に写真転送が楽なのがEye-Fiモビカードなのです。Proカードもありますがお手軽で安いのがモビカードです。その辺は設定の記事にでも後で書きますから見てください。
で、具体的にどこが手軽かといえば、カメラ本体は電源を入れるだけです。そしてiPadは一般設定の「Wi-Fi」でモビカードのWi-Fi電波を探しタップして、アプリを立ち上げるだけです。
もちろんWi-Fiが同期していればアプリを立ち上げるだけでiPadに写真が流れ込んできます。しかも撮影データも簡単に見る事が出来るので、写真上達にはもってこいです。
もう少し掘り下げて説明すると、カメラ本体にEyi-Fiの設定画面もあり、ニコンとしてはEyi-Fiを認知しているんです。だから、カメラの動作も安定しています。
iPhone、iPadではプロファイルがカードごとに作成されるので、安定した動作で快適にかつスマートに写真を楽しむことが出来ます。
しかも、これを書くと混乱するかもしれませんが、Eye-Fiのクラウドを使うと、その辺のWi-Fiスポットや自宅のWi-Fiスポットから自分のパソコンの指定したフォルダーに落とすことも可能なのです。
これ、実際すごく便利なんだけど、使用期間があります。
?はっ!
そうです、使用期間という事は、その期間が終わると有料になっちゃうんですよ。
で、俺流はというと、お金がもったいないし、ほかのクラウドに乗り換えたのでEyi-Fiのクラウドは使っていません。カードからiPad、iPhone、PCまでのデータ転送用で使っています。この機能だけでも十分です。
手軽に大きな画面で確認できることは失敗写真を持ち替えるリスクも減るし、友達に見せるにもカメラの小さい画面で見せるより大きく綺麗に見せることが出来ます。
カメラを変えた際も使いまわしが出来て、Wi-Fi設定などイチイチ設定しなおすこともありません。
もう一つ、大事な事を教えちゃいます。
このカードは、もしも万が一動作が不良だったり、不具合がたまにでも出る様な事があれば、サポートセンターに連絡すると無償で交換するという神対応をしてくれます。
僕は身を持って体験したので正確な情報です。その後は超安定で快適に使っています。
以上参考になったでしょうか。今回はD7200のダブルスロットの使い方の例を紹介しましたが、次回は(いつになるやら・・・)Eye-Fiカードの種類や設定などもう少し詳しく書いてみようと思います。
すごいから。
では、どんとはれ。
コメント
D7200にて「レキサープロフェッショナルのUHS-2」では、D7200がUSH-1規格しか対応していないので、UHS-1規格(理論値で104MB/s)以上の速度は出せませんよね?
キャンペーンでついてきたというカードが「UHS-1規格の最大書き込み速度75MB/s」とのことなので、D7200でレキサーを使用する→UHS-1規格の最大速度で作動すればレキサーの方が早いのは分かります。
要は、UHS-1規格対応のD7200では、「UHS-2規格の104MB/s以上のカード」を使用してもUHS-1規格以上は出せないので、104MB/s以上のカードを使っても速度は変わらない。
D7200にレキサープロフェッショナルを使用すれば、確かに速度は上がるかもしれないが、「過剰性能で使いこなせない」ということを明記されないと「D7200でレキサーを使えば速度が上がる」と、単純に大きな勘違いをされてしまうのではないかと思い、お節介かもしれませんが心配でコメントしました。