次のカメラはフルサイズのD750を手に入れようと計画してた私が、いとも簡単に、こうもあっさり『D500』の予約を決断したその理由を整理した。
キャノンでもニコンでも「APS-C」で十分と納得した訳
現在所有しているニコン「D7200」はニコンDX機(APS-C)で最上級機なので所有する満足感がある。加えて去年(2015年)に出たばかりなのでしばらくはDX機の最上位機種は発売されないだろうと安心していた。
そこへだ。
なんの前触れもなくFX機にも勝るとも思わせる、ニコンDX機最強の一眼レフカメラが発売されたのだから尋常でいられるはずもない。
しかも、今年はフルサイズデビューの計画していたところにだ。
D7200を所有しているので、インターフェースが似ているD750でほぼ決定もしていた。
あとは引き金を引く理由を見つけるだけだった。
この、インターフェースが似ていることは重要で、カメラメーカー選びにも関係してくる。
私がニコンを使っているのは、レンズの手持ちは当然関係するが、やはり使い勝手がわかっているからだ。
夜間撮影やとっさの場合などの時は慣れていないカメラだと、設定ボタンの場所が曖昧で設定に手間取ったりして、撮りたい写真が取れない場合があったりもする。
「DX」に落ち着いた、たった3つの理由
本題に入ろう。
1、画質に少し不満があるが、決まった時は素晴らしい。
納得した理由なのだから良い点をあげればいいのに、正反対の事を行っているように感じると思うが、この不満点が私の技術の「伸び代」と考えている。
何かがうまくいくと素晴らしくエッジの効いた写真を撮る事ができる。
その「なにか」が未だにわからない。
だから、設定を変えたりレンズの組み合わせを変えたりして、データー収集中だ。
勉強中の私には少し不利な方が勉強になる。
車に例えると、初心者がいきなりスポーツカーを乗って楽しいかといえば、そうではないはず。
所有する満足感は格別だろうが、いざ運転してみると、限界性能がおそろしく高くビビって本来の性能を発揮できないだろうし、立ち振る舞いもわからず、それらがストレスになるだろう。
それよりも、楽しめる大きさや限界の低い性能の車で安全に楽しく乗り回し、安いタイヤを何本も履き潰した方が上達するだろう。
その方が車を変えた時や足回りを変えた時などに、その違いもわかるようになり、より上達すると思う。
2、センサーサイズを変えると、パソコンやレンズの買い替えが必要になり出費がかさむ
なにせ、根本のセンサーサイズが違うのだから、当然フルサイズのレンズが必要になる。
そして、見落としがちの写真1枚当たりのデーター容量が大きくなる。
処理能力の低いパソコンだと、保存や編集で思うように動いてくれなだろう。
現在でも少々画像加工ソフトの動きが重めなのだから、フルサイズのデータ容量を考えると、更に重くなる事は確実でパソコンの買い替えが必要になってくる。
また、ハードディスクもすぐに一杯になりやすくなり、より多い容量のハードディスクを組むか、外付けを増やす必要が出てくる。
現在、1年で1テラ近くハードディスクを消化しているので、これ以上のペースになると保存の方法も見直す必要がある。
いずれにしろ、周辺機器をそれなりにそろえる必要があるので、金銭的に余裕が必要だ。
3、現在のAPS-Cは一昔前のフルサイズを超えた画質で十分きれい
半導体製品の技術の進歩はめざましく、デジカメも例外ではない。
フルサイズのセンサーとAPS-C のセンサーでは面積比だとおよそ2.5倍も違う。
画素数だとそこまでの違いこそないが、画素一個あたりの性能を高くできるから、フルサイズの方がよりきれいで高感度である。
そうはいっても、現在市販されているカメラはAPS-Cでもミラーレスやコンデジでも、もう十分なぐらいにきれいで高感度に驚く機種がたくさん出てきた。
しまいには、ピントを撮影後に合わせる事ができるカメラまである。
なんの事?
こうなってくると、本当にフルサイズが必要なのかと疑問にさえ思ってしまう。
まとめ
一番の理由はやはり経済的なもの。
フルサイズを買ってレンズ揃えてパソコン買い換えて周辺機器揃えて・・・。
望遠レンズ除きでも大衆車1台分の出費。
また、必要かどうかで選択すれば、今のカメラの性能から私にはAPS-Cで十分だと思う。
今回の「D500」の様に、今後も更に進化するのだろうから、そこに期待しよう。
写真現像も少し分かってきたので、もっと勉強し、そしてフルサイズで撮った写真に負けないような写真、コンデジにも負けないような写真を撮る事を目標に勉強していこうと決めた。
今回の記事に登場したカメラ
Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディ
~~~ 2016/5/6追記 ~~~
上記記事の訂正
上記記事で、ニコンD500が「本体の手振れ補正」に期待している内容で書いていますが、実際手にしたら手振れ補正の解釈が間違っていたことがわかりました。
こちらのファーストインプレッション記事でその内容を訂正しています。
どんとはれ。