以前「仙台うみの杜水族館」へ行ったとき、評判のお寿司を食べに塩釜へ立ち寄りました。
その際、大きな鳥居の奥に階段が長くて急な神社の前を通ったのですが、立派そうだったので気になり名ビゲーターのカミさんがサクサク検索したところ、由緒ある神社で鹽竈(塩釜)神社でした。
「塩釜神社」の検索結果は
- パワーレベルが高いパワースポット
- 全国の鹽竈神社の総本社
- 志波彦神社が一緒の境内などなど
詳しくは社務所のホームページや、wikipediaなどをご覧ください。
神社仏閣は好物ですが、その時の臨時会議では「後でゆっくり参拝しよう」という結果となり、後日立ち寄ることにしていました。
神社仏閣ではできるだけ長い時間を過ごした方が良いとされていますので。
という事で先日、立ち寄ってきました。目的は松島観光で紅葉の円通院と四寺廻廊の一つである瑞厳寺。
そして鹽竈神社。今回は鹽竈神社の記事です。他は後程アップ予定。
計算しつくされた絶景
私たちが行ったのは11月で陽気のせいか駐車場はほぼ満車で、少し離れた第三駐車場に車を停めてお参りします。
人手も大変多くそのほとんどが「七五三詣」で、懐かしい光景に温かい気持ちです。
他には交通安全祈願をされていたようで10台ぐらいのピカピカの車がご祈祷場所に並んでいます。
非常に手入れの行き届いた庭園は、池を囲む1週200メートル程の庭で、廻るとどこから見ても計算されたバランスの良い庭の形相に感心します。
そして一番の絶景は庭園の奥に、塩釜港を見下ろせるポイントです。
歴史に名を残した人々はどういう思でここからの景色を眺めていたのでしょう。
今は紅葉が綺麗ですが、春には藤やつつじが咲くそうで、その景色を想像しまた見に来ようと思いました。
珍しい植物も多く、私が驚いたのは「十月桜」といわれる年に二回花をつける桜です。
全体のつぼみのうち10月から12月までで3分の1咲いて、残りの3分の2が4月になると一斉に咲く咲き方をするそうです。
広く「冬桜」とも呼ばれているようですが、厳密には冬桜は花びらが「一重」(ソメイヨシノみたいな)で十月桜は「八重」のようです。
なので秋は桜と紅葉をいっぺんに楽しめます。
(冒頭のHDR写真に映っている右下も十月桜のようです。)
空気もすごく澄んでいるので、意識して呼吸をしてみます。
ムクドリでしょうか、野鳥の声も聞こえ心が落ち着きます。
庭園の脇には茶屋があり、お日様が太陽に隠れると少し肌寒かったので甘酒を頂きました(ワンカップですが)。
参拝で迷う?
ここは鹽竈神社として参拝にきたが、志波彦神社もある。
志波彦神社では神事の最中だったので鹽竈神社に参拝しようとむかう。
手水舎があったので清めて向かうがその時、柄杓に口をつけて清めている人を見かけた。
無作法過ぎる。
ちょっと残念に思いながらも、階段を登り牛の石像を撫でて唐門に入る。
いつものように正面にある拝殿へ向かう。
???。
神様をよぶ鈴の縄が4本。
いつもは3本ぶら下がっていて、真んは神様の通り道なので右か左で参拝するが、真ん中の綱が無い事に違和感を覚えるもいつも通りに脇を選ぶこととした。
お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼で邪念と葛藤しながら「・・・頑張るので見守ってください。」とお願いする。
振り返ると右側に拝殿がある。
「おや?」
ちょっとパニック。
方向感覚が錯乱し、拝殿が二つある事を理解できない。
しかし、神様を呼ぶ鈴があるのだからこちらも参拝する事にして、二礼二拍手「むにゃむにゃ・・・」一礼。
それにしても、なんとも凛とした空気感を、全身で感じる事ができる良い場所だ。
色々不可解に思い家に戻ってからチョロっとネット検索したが、奥深い歴史が漂ってきたので、深追いは禁物と早々に切り上げた。
どんとはれ。