世の中の流れがミラーレスに移行始めているのか、僕が噂に流されているだけなのか分からないが、風景撮影などの場合に便利なのがミラーレスだと感じています。そんなミラーレスの様にイメージを効率よく確認しながら撮影するLV活用撮影方法を思いついたので書いてみます。
決めては撮影プレビュー設定
最近ミラーレスがもてはやされ、ニコンでも遂にフルサイズミラーレスを出すのではないかと噂も耳にするようになってきました。
早ければ、CP+も終わったので近々発表されるかもしれません(個人的な希望)。
ニコンの動向が気になります。
そんな中、ミラーレスを意識して一眼レフカメラのLV(ライブビュー)機能を活用し、一眼レフカメラをミラーレスの様に使う撮影方法を発見したのでまとめてみます。
しかし、注意するのが一点あります。
これから書く内容は、ニコンの一眼レフでも「D500]「D750」「D810」の上級機種でしか使う事の出来ない設定という事をお断りしておきます。
以上の機種をおもちの方、又は検討、購入予定のある方は読み進めてみてください。
「露出プレビュー」設定方法
先ほど「上級機種でしか使えない」と説明しましたが、ライブビュー自体はもちろんエントリー機、中級機でもデジカメである以上、液晶画面がある以上使えます。
しかし、この便利な機能は上級機でしか備わっていない事実を、ニコン全ての取説を読むことにより発見しました。
その便利な機能とは「露出プレビュー」です。
露出プレビューとはその名の通り、設定した露出の明暗によりライブビュー液晶画面が明るくなったり暗くなったり変化する機能です。
出来て当たり前の機能の様ですが、実は「D500]「D750」「D810]」の上級機でしか使えない機能なのです。
他の機種は、液晶画面自体の明暗設定を変化させるので、撮影の露出設定に依存せず、撮影時の画面や再生画面、操作画面の明るさを一括して調整するだけなのです。
しかし、ここをいじってしまうと、出来上がりの写真のイメージが狂ってしまいます。
例えば、天気の良い日は液晶画面が見えにくくなるので、液晶画面の輝度を明るく設定すると思います。
自宅に帰って、撮った写真をパソコンで見たらどれも暗い仕上がりになってしまうなどのミスマッチが考えられます。
「露出プレビュー」が使えると、撮影時の設定が液晶画面に影響するので、マイナス補正した場合は画面は暗くなり、プラス補正した場合はもちろん明るくなります。
マニュアル設定時も、設定が間違っていた場合は、すぐに気づきますし、あともう少し絞れるとかシャッタースピードを上げる事が出来るか、などが画面の明暗により分かり、直感的な設定が可能となります。
加えて、ヒストグラムを出すことも出来るので、白飛びや黒潰れにも気が付きやすくなり、完成度の高い写真を作る事が出来ます。
しかも、シャッターを切るたびにファインダーから目をはずし、撮影後のプレビュー写真を確認する動作もなくなり、イメージが違っていた場合は、液晶を見たまま設定を修正できるので、スピーディーな撮影が可能となります。
良いことはそれだけではありません。
最近「太陽」を構図に入れることがマイブームとなっているのですが、光学ファインダーを覗かないので安全ですし、なにより、出来上がりの画を見ているので、ゴーストやフレアーなどがどう影響するのかを、、微調整しながら撮る事が出来ます。
僕には、これが一番大きい事です。
加えて、例えば晴れた日の太陽と雪原を撮った場合、逆光になるので当然雪面は暗くなり、青空は明るすぎる写真に撮れてしまいます。
その場合は空の露出に合わせた写真と、雪面に合わせた写真も撮っておきます。
そうする事によって、現像時にそれらの写真を見比べて調整ができるので、その時も「露出プレビュー」で撮るとテンポ良く撮影でき、現像のゴールが見え効率がよくなり、やはり高い完成度につながります。
「露出プレビュー」と言うよりは「ライブビュー」するのは、もう一つメリットがあり、それは被写界深度を確認できる事です。
風景写真ではF16、場合によってはF22まで絞ることがありますが、その時に意としている場所までシッカリとパンフォーカスになっているかどうかをPVボタンを押さなくても、液晶画面で確かめながら設定することも出来るのです。
逆に、被写界深度を確かめるために使うレンズ脇の「PV」ボタンは、LVモード時に押すと絞り開放になり、当然、被写界深度は浅くなるのでピントがどの場所にあっているのかが確認する為の働きになり、光学ファインダーを覗く場合と全く逆に作用するのです。
さらに、液晶画面は拡大する事もできるので、ピントの確認がより正確に出来、露出プレビューを使った撮影スタイルは、とても理にかなった効率的な撮影方法だと思っています。
と、出来る男っぽく書いたのですが、あくまでもやり方の理想で、僕はその撮影方法を習得中である事を付け加えておきます。
液晶フード
そして、それらをより現実的に、かつ快適にしてくれるグッズが液晶ビューファインダーや液晶フードです。
ファインダーを覗くので、カメラを固定でき、手持ち撮影でのブレが軽減できます。
同様の物を世界一の流通を誇る「アリババ」グループの「アリエクスプレス」で見つけました。
※現在取り扱いがありません
イメージはこんな感じ↓
これと似た製品もありますが、今回はアマゾンとアリエクスプレスで全く同じ製品を紹介しています。
マンフロットの501べースプレートと同じ規格のプレートで取り付けます。
こういうタイプもあります。
コンパクトにたためるので使いやすく現実的かもしれません。
アリエクスプレスはアマゾン以上の品揃えで、探すと他にも機種ごとにあり、物欲モンスターの僕は検索していて飽きることがありません。
サイトの作りもアマゾンに似ていて、グーグルクロームの翻訳をオンにし、サイト右上の「国」「通貨」を日本に変更し、おかしな翻訳を楽しみながら使います。
ただ、流石に配送に時間がかかり、届くまでには2週間前後必要です。
アップルから直接iPhoneを買う場合と同じではありますが、急いでいる場合にはやはり「アマゾンプライム」や「あす楽」の方が良いでしょう。
でも、同じ製品でも価格がすごく安い物もあるので、急がないのであればアリエクスプレスがお得ですね。
洋服や、革製品も激安です。
製品のクオリティーは高く、これなんかも純正品と思えるほどです。
流石、アップル製品や、かつてのIBMパソコンを製造するレノボの本拠地である中国製です。
「ドラえもん」や「ディズニー」を代表する精度の低いパクリ(もはやパクリとは言わないか?)や、著作権問題、旅行者のマナーの悪さなど、デリカシーの無い所ばかり報道で見聞きしますが、安くて高品質な製品を製造しているのも中国です。
「アリババ」、面白いですよ。
アリエクスプレスサイトの使い方はこの記事で詳しく書いています(追記)。
・・・何の話だっけ?
そうそう、撮影方法でした。
最後になりましたが、「露出プレビュー」の設定の仕方です。
D500,D810はLVモードの時に、液晶左列の下段にある「OK」ボタンを押す事によって「露出プレビュー」のオンオフが出来ます。
更に「ヒストグラム」を出したい場合は、「info」ボタンを押す毎に画面が色々変わるので、その中から選びます。
そして「i (筆記体)」ボタンを押す事で「ヒストグラム」の表示をオンオフする事が出来ます。
D750の場合は、同様にLVモード時に液晶左列の下段にある「i (筆記体)」ボタンを押す事によって「露出プレビュー」のオンオフが出来ます。
「ヒストグラム」を出す場合は「info」ボタンを押す毎に画面が変わるので、その中から選びます。
注意するのは、光学ファインダーから光が入ってきて露出が狂ってしまうので、ファインダーのシャッターは閉じておくことです。
D750はカバーをかける事です。
これだけ理にかなった撮影方法ですが、弱点はやはりピントの合う速度、つまりAFの時間が恐ろしく遅くなり、不正確になる事です。
ですので、動き物には適しません。
以上で、一眼レフカメラをミラーレスカメラの様に快適に使う「新撮影方法」の提案を終わります。
液晶ビューファインダーが届いたらもちろんレビューする予定です。
見た目は置いといて、撮影スタイルはそれを使う事で確立するでしょう。
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