西和賀町ドライブで旧沢内村の農家レストラン「母ちゃんの店わがや」へお邪魔しました。ここは季節営業のお店の様です。最近ニュースを騒がせている熊さんに合わない事を祈りながら入店です。
お母さんたちと古民家の雰囲気が優しいお店
雫石町から県道1号線(主要地方道盛岡横手線)を南下して「沢内銀河高原ホテル」を目指して、そのホテルの500mぐらい奥にある古民家が今回のお目当てのお店です。
雪解けが終わる頃、こちらの店の奥の敷地で「カタクリの群生」がみられるようです。
古民家を改装し歴史を感じる店内には、地域の方の手作り品が陳列され、太い柱や梁がそれらを引き立てます。
梁の上には立派な鷲の木彫りを見つけました。柱と柱の幅なので一件(1.8m)ほどの大きさです。丸太一本から掘り出す一本彫りのようです。
「クマと一緒にお食事できるお店」的な場所と聞いていたので、噂通り窓の外から見える景色はこの通り。ほんとにいるんじゃないかとキョロキョロ探してしまった。
このメニューも手作り感半端なく、こころがぬぐだまる(あたたまる)~。
で、注文したのがこちらの品。
最近、山形県のしっかり系の蕎麦が続いていたので、ここの優しい系の手打ちの蕎麦が店内の雰囲気同様に、より優しさを増したそばに感じた。
そして、なんといっても山菜のわらび、こごみ、きのこ、ひとつひとつが味がしっかりしていて、くせが無いのに味わい深くいちいち美味い。
わらびってこんなにうまかったのかと、新鮮な発見をさせていただきました。
西和賀町のわらびもちは、わらびもちで有名な京都のそれにも引けを取らない絶品のわらびもちだと、日頃から夫婦で言っているぐらいのファンですが、その理由が分かったような気がした。
そして忘れちゃいけない「ビス天」
雪あかりの時に食べたビス天と食感が違って、またびっくり。
(雪あかりの様子は下をクリック)
ここのビス天は、よりモッチモチでした。
素朴なおやつです。でも、これが考えられた頃って、そこそこハイカラなおやつだったんじゃないかなと勝手に想像してしまいます。
ごちそうさまでした。
お店の外には木陰にベンチが置かれています。
西和賀に来るといつも思うのが、おもてなしの心で接してくれるという事。
雪あかりにしても、マラソンの時にしても、町民総出でそれらを盛り上げようという思いが伝わってくる。学校行事のように手作りでなんでも準備してしまうところも涙が出る思いだ。
そんなおもてなしの心で運営されている農家レストラン「母ちゃんの店わがや」さんの営業は雪のない今だけですよ。
運が良ければ?熊に合えるかもしれません。
以上、熊さんと仲良しになりたくない奥野 路頼(@MitchiOkuno)でした。
どんとはれ
地図
営業時間 11:00~16:00
定休日 水曜(祝祭日除く)
冬季休業