iPhoneのカメラが一眼レフに変身するアプリSnapBridgeが快適過ぎる

爆速Lexar XQDカードとSD-HCカード

すでにアンドロイド携帯用としてリリースされているニコン純正アプリの「SnapBridge」。先日(8/31)、iOS用が遅れてリリースされました。写真転送アプリなのですが、ひそかに待ち望んでいたので早速使ってレビューしたいと思います。

 

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SnapBridge

現在の記録メディアの使い方はこちらの記事を参考にしてください。

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この記事でも触れていますが、写真をWi-Fiで転送できるSDカードの「Eye-Fiモビカード」がiPhoneやiPadとの相性が良くて、僕にとっては欠かされないSDカードとなっています。

しかし、その快適なEye-Fiモビカードも弱点が一つあって、SDカードの読み書きスピードが、最新のカードと比べると、若干世代が古くなり遅れを取っている事です。

DSCN0762

とは言ってもWi-Fi転送の事を考えJpegで、しかもMサイズのBasic画質などの低画質でしか使っていないので、影響は全くないのですが、最新の超高速SDカードを使うと、快適に使う事が出来る事を知っているので、何か釈然としません。つまりは気持ちの問題です。

実際、最新のSDカード過去の記事の通り、連写時は書き込み時のバッファ待ちが少なくなるので、カタログ値を超える連写性能になり、カメラの性能を手軽に引き上げるチューンナップと言えます。

 

かねてから予告されていたニコン純正の写真転送アプリの「SnapBridge」を使う事によって、SDカードを「Eye-Fiモビカード」から替えて、最新の超高速記録ができるレキサーのSDカード、(これ↓)

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に変更する事が出来ました。

 

これでメモリの容量は違うけど、ニコンD500のカタログと同じメモリーカードになり、なんか収まりが良い。

 

概要

SnapBridgeの概要は、ざっくりと言えばカメラを遠隔操作もできる写真転送アプリです。概要をまとめてみました。

同様のニコン純正のアプリで「WMU」が以前からありますが、ちょっとこれは使い勝手が悪いので、これを使うよりはEye-Fiモビカードの方がおすすめです。

 

電力消費量の少ない通信方法

その通信手段は一般的にはWi-Fiを使う所ですが、Wi-Fiは電気をたくさん使います。それに比べて、SnapBridgeは「Bluetooth®」を使って通信するのですが、この方法はWi-Fiより電波が弱くて遅いので、電気の消費が少なくなり、バッテリーには優しいです。

しかし、近年の改良で遅くて通信品質が良くないといわれている部分が、実用上問題ないぐらいまで改善されているようです。

推測ですが、「SnapBridge」はバッテリーの消耗が少ない「Bluetooth®」で常時カメラを監視して、写真の転送や、遠隔時(後に説明)など情報量の多い通信時はWi-Fi接続されているように思います。

無料のクラウドサービス

通信手段の違いの他には、Eye-Fiモビカードと同様に、NIKON IMAGE SPACEというクラウドサービスを無料で利用できます。それとは別に20GBの保存サービスもあります。

そして、何が便利かと言うと、iphoneがスリープ状態でも通信しているのでイチイチiPhoneを取り出して、起動さなくても写真のアップロードが完了している事です。この辺がEye-Fiモビカードの場合は煩わしくて、iPhoneを起動してWi-Fiを設定する必要があり面倒な部分でした。

逆に、勝手にアップロードさせないで選択した写真だけをアップロードさせる事も出来ます。連写した場合やタイムラプスで沢山撮影した場合などはカメラと端末のバッテリーの消耗を考えると、選択した写真だけの方が良いように思います。

ちなみに、自動アップロード設定にして、タイムラプス写真を撮っていたら、同じような写真がガンガンiPhoneに入ってきてiPhoneのメモリ容量が気になり、バッテリーの消耗も激しかったので、僕は今のところ必要な写真だけアップロードする設定にしています。

 

位置情報の貼り付け

アップロードの際はiPhoneの位置情報も写真に付ける事が出来るので、GPSをわざわざ接続しなくても写真に位置情報を付ける事が出来ます。逆に設定で位置情報をつけない事も出来るのでプライバシーの保護の面でも安心です。

 

一眼レフカメラで撮ったきれいな写真を気軽にSNS投稿するときや、撮ったその場でiPadなどを使って、手軽に大きな画面で写真を確認できるので、失敗が少なくなったり、アイデアが生まれそうです。

 

遠隔操作

また、遠隔操作で写真を撮る事が出来るのですが、その際には同期したiPhoneの画面をタップする事でピント合わせが出来るので、撮影方法の幅が広がりそうです(悪用禁止)。

夜空のタイムラプス撮影の時など冬の寒さや夏の虫対策として、車に居ながら画像確認が出来るので、そんなシチュエーションの場合は威力を発揮しそうです。

ただ、Wi-Fiが起動していても、カメラとiPhoneとの距離は障害物の無い場合でも数メートルしか離すことは出来ないので、カメラを遠くに置いての遠隔撮影は出来ません。その場合は遠隔システムを組む事になります。

 

簡単な写真の保管と利用方法も簡単

iPhoneに取り込まれた画像はiPhone標準アプリの「写真」にも取り込まれるので、どのSNSでも投稿は簡単です。

Eye-Fiモビカードの場合は専用のアプリに取り込まれるので、その度に「写真」アプリに保存する必要がありました。

 

デメリット

やはり、バッテリーの消耗は気になるところです。カメラ本体もiPhoneとも、ややバッテリーの減りが早くなっているように思います。

気なる様でしたら、使うときに通信をONにして、普段はどちらも通信を切っておけば良いと思います。人により使い方は異なるのでどちらが良いとは言えませんので、ケースバイケースで判断したほうが良いと思います。

画像の編集

RAWで撮った写真はカメラ本体で思い通りに現像してJpegに変換後、転送すれば良いと思います。RAWで撮った写真はホワイトバランスも自由に変更できますが、PhotshopやLigtroomなどのように細かいレタッチやガッツリ編集は出来ません。

だからと言ってJpegだけの記録では勿体ないので、やはりRAW+Jpeg保存がおすすめです。ある程度、写真の完成度が高ければJpegデータをそのままSNS投稿が出来ますし、RAWデータがあればその場で修正や、持ち帰ってジックリ現像も出来ます。

 

まとめ

今年2月のD500の発売延期から始まり、半年たってようやく本来の姿になった様に思います。そして、今後この「SnapBridge」を搭載した機種が多くなるの予感がします。

いよいよニコンからもフルサイズのセンサーを搭載したミラーレスが出るとの噂もありますが、ミラーレスやコンデジなどの相性は特に良いように思います。

iPhoneでのSNS投稿には「写真」アプリに直接保存できるので、イチイチクラウドサービスなどから移動しなくても簡単に写真をアップできる強みは予想以上に快適だと思います。

アプリを入れてもカメラが対応していなければ意味がないので確認が必要です。現在は一眼レフだとD500とD3400の2機種の実です。

D3400!

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(本題に関係ないけど、D3300の後継機種が出ていた事に驚いた。)

SnapBridgeが快適なので、D500のサブ機として持ち歩くのも全然ありだな(と、妄想は勝手に膨らむ)。D5500と違って、上級機種と同じ様なボタンの配置が使いやすそうだ。

 

それと、最新高級コンデジのDLシリーズです。

ですので、僕の場合はD7200にはEye-Fiモビカードがセカンドスロットに収まることになりました。

出たばかりのアプリなのでこんな感じの軽いレビューですが、長期的に使ってみて便利な使い方など発見したら、またレビューしたいと思います。

 

以上、一週間以上蕎麦を食べていないので禁断症状が出始めた奥野路頼(@MitchiOkuno)でした。

どんとはれ

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