趣味の写真の本気度を上げるためにフォトストックに挑戦し始めた。
フォトストックを始めるためにPIXTAに挑戦し始めた。
PIXTAに挑戦するために、写真編集ソフト「フォトショップライトルームCC」を使い始めた。使い始めたら撮った写真の「ブレ」が気になった。
…ので、買いました。
マンフロット190カーボンとXPROボール雲台
つい最近、上記の機材を購入したので下記についてまとめてみました。
購入動機
写真を撮って家に帰ってからの行動といえば、撮ったJPEG写真をEye-FiでiPadに送りiPadで確認する事と、RAW画像はパソコンに落としてパソコンで保存し、気になる写真はソフトで明暗の補正程度をして楽しむぐらいです。
しかし、PIXTAに掲載しようとすると、注意ポイントが何点かあり、その中で写真を等倍に拡大してチェックするらしく、掲載する人自身も等倍に拡大して画像を送る様にとある。
最初、等倍の意味が分からずにただ拡大していたが、フォトショップをインストールして使うようになると左上のナビゲーターの所に「1:1」とある事に気づき、クリックすると画像が拡大し、それで「これが等倍」と理解した。
すると、撮った写真の水平が撮れていないことや、色収差やらブレやらいろいろ気になりだし、そこを注意して撮影に向かうと、三脚を使って水平を撮ろうとして自由雲台のねじを締め込んだ時のズレや、三脚のタワミ、振動、など今まで気にした事がないことが気になった。
そこで、これらを解消するためにしっかりした三脚が必要と実感し、カーボンをメインに検討した。
マンフロットを選んだ理由
以前、三脚を選ぶ際、マンフロットのBefreeを見つけて「カッコいい」と思い、以来次はマンフロットと決めていた。
今ではカーボンのBefreeがラインナップされているが、その時はBefreeはアルミしかなく不安があったので、ベルボンのUT-63Qを購入した。
しかし、本来はイタリア製とオシャンな響きのマンフロットが好みである。
ジッツオも頭に有ったが、何せ価格が・・・。
腕もない私には本気すぎる。
だから、やっぱりマンフロット一択で決定!
脚の選択
メーカーが決まったので、その中でどれにするか迷う楽しい時間となる。カメラ本体がフルサイズになった場合を想定して、それなりの耐荷重で買える価格。
という事で候補は190シリーズと055シリーズ。
単純にこの差はどこにあるかというと、パイプの太さです。
カーボンシリーズ | 1段目 | 2段目 | 3段目 | 4段目 |
3段 190 | 24.8mm | 20.4mm | 16.0mm | ― |
4段 190 | 24.8mm | 20.4mm | 16.0mm | 11.6mm |
3段 055 | 29.2mm | 24.8mm | 20.4mm | ― |
4段 055 | 29.2mm | 24.8mm | 20.4mm | 16.0mm |
3段を基本構成とし、4段目に更に細いパイプを使ったのが4段となる。
055シリーズは190シリーズの1段太いサイズのパイプを使っています。
ですので、055シリーズは重さが400g~450g重くなります。軽い自由雲台1個分ですね。
現在使っているカメラはニコンD7200で重いレンズと合わせても3キロぐらいですので190シリーズでももったいないぐらいです。
しかし、今後フルサイズを買う買わないにかかわらずフルサイズ用のレンズは手に入れたいと思っているので、余裕あるサイズは安心です。
次に段数です。
重さや撮影最低高さなどはほとんど気になる差はなく、今回はやはり収納高さが判断基準となります。
4段目のパイプが細い影響の大きさも気になるところですが、今の環境では目をつぶることにしました。
車も小さいので、小ささも大切な実用性能です。
雲台の選択
雲台は、自由雲台と3ウェイ雲台と迷いました。
プレートタイプでも迷うところです。
将来、乗せる機材が重くなっても使えるように。
また、脚をアップグレードしても負けないようにとプレートはがっちり取り付け可能なトップロック式で考えました。
耐荷重は同程度の物で比較し、使うシチュエーションを考えると、3ウェイと思いましたが、自由雲台の自重が3ウェイの約半分なのでここはトータル2kg程度と考え自由雲台を選択しました。
また、ボールの動きの重さを調整できるようなので、レンズを変えた際も使いやすいのではないかと期待しました。
レビュー
プロでもないのにレビュウーとはおこがましいですが一応。
一言。
所有する満足感 はんぱね~!
・・・
真面目に書きます。
脚の角度調整は一瞬
脚の角度を調整するとき、大きな銀色のレバーを引いてロックを外すのだが、開ききって荷がかかった状態だと非常に重くてロックが外れにくいです。
ですので、ほんの少し脚の角度を狭めて、荷がかからない状態にすると軽くスライドしますので、そのロックレバーを引いて脚を開きます。最初のロック位置を過ぎたら離して大丈夫です。
超簡単です。
伸縮はオーソドックスな操作でしっかりと固定
脚の伸縮は、4段タイプなのでロックレバーが3つあり、手の小さい私には一気に全部とはいきません。
この辺りは3段が楽かなと思いました。想定していないことでした。
アルミで、このタイプだと収納時はヘッドを下にしてロックレバーを解除するとパイプの重さで下がってくるが、カーボンはパイプ自体が軽いので、勝手には落ちてきません。
これが唯一、軽いからこそのデメリットです。
あと、4段で設置時のデメリットは一番下のロックレバーが意外と低く、高さの調整をする際かがみこむため、肩にかけたカメラが地面に当たったり、背負っていたカメラが回り込み地面にぶつけたりしました。
膝をまげてかがめばよいのですが、3本調整するために、うごかなけらばならず、そういった場合ちょっとめんどくさい。
ロックが甘くなって来たら、ねじを締めこむプラスチックの簡易な工具も目立たないように脚にしがみついています。
こういう気配りは安心です。
ガッチリ固定できるトップロック方式(追記)
プレートは200PLとトップロックが選択できます。
非常に迷ったのですが、アルカスイス互換で、よりこちらがガッチリ固定できるらしいので、トップロック方式を選びました。
今の機材では少々不釣合いの様です。
しかし200PLよりプレート自体が広いので、おのずと雲台、カメラとの接地面積が広く、そこでのぐらつきは皆無です。
レンズ用の雲台や拡張機材を雲台に取り付ける場合などは、アルカスイス互換のトッププレートが重宝しています。
特に最近購入した望遠レンズのレンズ雲台との相性は抜群です。逆に200PLとの組み合わせだと貧弱です。
安心感が断然高いです。
ぬるっとした雲台の動きに高級感
雲台は、やはりボールの動きの重さを変える事ができるのでここのポイントが高いです。
ねじを回して調整するのですが、回したとき細かいクリック感があり微調整がしやすく、正確です。
レンズ交換した際にはここをチチッと調整すると、どのレンズでも首ふりがスムーズにできます。
重めにしておくと、ボールを解除した際も一気に「おじぎ」する事が無いのでレンズフードを飛ばしたりする事は少なくなると思います。
ずれない固定ねじ
構図が決まってねじロックする際も沈み込みやズレは今までの物と比べたら各段に少ないです。
ほんの少しの沈み込みを計算するだけで構図が決まります。
特に水平はピタッと決まります。
ここが今までと大きく違うところで、水平までずれると微調整している間に雲が出てきたり、形が変わったりいろいろ変化してシャッターを切った時には「あ~あ」という結果になってしまいます。
カクッとなって焦る
欠点は縦構図にした際、重いレンズを付けるとカクッとおじぎします。
これでいいのかミスマッチが引き起こす悲劇か。ちょっと焦ります。
【追記】
※この「カクッとなる問題」は、カメラを左に倒すと起きる現象で、右に倒すとレンズの重さで、ねじが締まる方向に回るので改善されます。
ロックレバーに指の肉を挟んで痛い
脚を伸縮させるときにロックレバーを3つ一気にガバッとつかんで操作すると、かっこいいと思い込んでいるので、慣れてきたころでそれをして、指の肉がロックレバーに挟まり痛い思いをする。
・・・てへ。
一個づつ操作しましょう。
選択失敗?
使ってみて率直な感想は、収納高さを考慮しなくて済むのであれば3段が良かったかなと少し後悔。
4段目のパイプが予想以上に細く感じたのがそう思わせている原因か。
車替えようかな~、なんて。
~~~~~【追記】~~~~~
長期レビューでやはり3段に分があるようだ。
4段目ぐらいの細さでも、その一本一本は、しなることは無いが、ロックレバーの遊びが若干あり、伸ばした足を水平にして押すと、そこからしなる。
普通に設置する分には問題ないが、足の角度を開き気味にしたり、雪や滑りやすい川石に設置すると、ポヨンポヨンする。
190の場合は太い1段目と2段目はほとんどしならないので、こだわるなら055の3段が間違いない選択だと思っている。
そこで、厳選したのが下の組み合わせ。
ガッチリ固定したい場合はプレートがトップロック方式をおすすめします
そして、これが最強の組み合わせで、後悔がない選択だ。
190の軽さは捨てがたいが、やはりしっかりした物が欲しくなったので購入しました!055カーボン。
レビューはこちら。興味がある方は後で読んでみてね。
~~~~~追記ここまで~~~~~
プレートは今の機材だと200PLだったかな。自由雲台は最高。
選択条件の出す所引っ込める所を間違ったか。
190シリーズの3段、自由雲台でプレートは200PL。これで決まりだったな?
物欲退散~!!
おまけ
キャリングバックは三脚を使うときに邪魔になるのでストラップを準備しました。
フック側を取り付ける場所はすぐにわかったのですが、輪になったベルトをどこにかけるのか分かりにくかったので一応。
石突き当たりの3本の足を束ねるように締め付けます。
190シリーズの4段は調整しなくてもそのままつきました。
ベルト上部の取り付け位置とベルト下部の脚の位置を合わせたほうがいいです。
また、雲台が下になる様に持つと赤いマンフロットのロゴが正面にきてカッコ良いです。
トップロックのプレートを雲台に取り付ける際、締め付けねじが手前(自分から見える位置)にあると、ファインダーを覗き込んだ際、締め付けねじが邪魔になる。
これはカメラ本体が小さいからそうなるのだと思うが、これで新たな発見があった。
世の中的には知られている事かもしれませんが、自分的には発見です。
締め付けねじ側を180度回転し、手前に水平器がくるようにしてプレートをセットし締め付ける。
又は締め付けねじは手前で、レンズも自分に向けて取り付ける。
すると、取説通りレンズが向こうをむいてネジが手前を向いている場合、締め付けネジをちょっと緩めただけで、カメラを雲台から落としそうになるのですが、それが突然外れたりせず、安心して着脱できるようになります。
マンフロット界の一般常識や没ネタだったらすみません。
〜〜〜〜〜【さらに追記】〜〜〜〜〜
2016/7/25
センターポールを素早く水平に出来るので、迫力ある写真を撮ることが可能です。また、河川などでは平らな所に設置できることは皆無で、その場合、足の角度を変えることができるこのマンフロットには今では大満足しています。
河川で、見たことのない足の開き方をさせて、あっという間にセンターポールを横に突き出して写真を撮っている自分って、「今の俺、プロっぽい」と、完全にその気モードにさせてくれます。
この記事を参考にしてみてください。
強度の不満は、プロだとシチュエーション毎に使い分けていることを考えると、最初の本格的三脚としては間違いなかったと思っています。
次に買うのは、3段の055だと考えているのは今も同じだが、車移動しない場合などは190の4段はコンパクトでしっかりしているので、心強い相棒と使うたびに思い知れされて、手放すことはない逸品です。